岸川勝也氏　悔やまれるソフトB・リチャードの初回の打撃　中途半端な捕ゴロ…どこに狙い定めた打席なのか

パ・リーグ   ソフトバンク0－1オリックス （ 2023年5月2日    ペイペイD ）

初回2死二、三塁、捕手ゴロのリチャード（撮影・中村　達也）
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　【岸川勝也　視点】宮城は前回登板で2回途中降板している。立ち上がりには不安はあっただろうし、序盤の攻略次第では8回まで投げさせずに崩せる可能性もあったのではないだろうか。ポイントは初回の攻撃だ。

　2試合連続で1番起用の佐藤直は、入団時から真っすぐが苦手なタイプだと感じている。初回も内角直球で空振り三振と宮城に遊ばれた。相手が右でも左でも三森を固定し、つながりを持たせた方がいいように感じる。

　初回は2死一、三塁と先制点のチャンスがあったが、5番に起用したリチャードは初球の内角直球が止めたバットに当たって捕ゴロ。先頭の佐藤直への配球を見れば、直球で突っ込んで入っているのは分かる。宮城とは何度も対戦があるし、初球の内角直球は待てたはずだ。思い切り振って三振ならばまだ、納得できる。どこに狙いを定めた打席なのかが見えず、あの結果はがっかりさせられた。（本紙評論家）