レッドソックス・吉田 メジャー最長タイ11戦連続安打 2安打で3連勝に貢献

[ 2023年5月3日 02:30 ]

ア・リーグ   レッドソックス6-5ブルージェイズ ( 2023年5月1日    ボストン )

5回に中前打を放つレッドソックスの吉田(AP)
Photo By AP

 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)は1日(日本時間2日)、ブルージェイズ戦に「2番・左翼」で出場し、4打数2安打1打点で5試合ぶりのマルチ安打をマークして3連勝に貢献した。連続試合安打は「11」に伸び、試合のなかったレンジャーズのロビー・グロスマン外野手(33)に並び継続中の記録ではメジャー最長となった。

 3戦連続のグリーンモンスター直撃打が飛び出したのは初回の第1打席だった。吉田が無死二塁で右腕ベリオスの外角高め93・8マイル(約151キロ)直球を逆らわずに捉えると、美しい放物線は左中間フェンスを直撃した。

 飛距離375フィート(約114メートル)の先制適時二塁打。他球場では柵越えを十分期待できる当たりで「距離的には100メートルを超えているので、ホームラン欲しいなと思いますけど」と苦笑い。それでも「確率的にはフェンスまでの距離が近い分、角度がつけばヒットの確率は高いと思う」。本拠フェンウェイ・パークの名物である巨大フェンスを早くも味方につけていることへの自信をのぞかせた。

 連続試合安打を継続中の記録ではメジャートップタイの11に伸ばし、5回の第3打席でも中前打。この11試合は43打数18安打の打率・419、3本塁打、4二塁打と状態を上げてきた。その間チームも7勝と復調。1年目の日本選手の連続試合安打は01年マリナーズ・イチローの23試合で先は長いが、チームの支えとなっている。

 試合前には体の軸を整える運動補助具を装着し、クラブハウスで丹念に体を動かした。ゆがんだ骨盤と胸郭を対称に整えることができ「バランスを元に戻すためです」。好調でもコンディションのケアは怠らない。

 2日(日本時間3日)は開幕4連勝中の菊池と対戦する。オリックス時代にプロ初出場した16年3月25日の開幕・西武戦で対した相手であり「よく抑えられていたイメージがある。またここで対戦できて非常にうれしい」とその時を見据えた。(杉浦大介通信員)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月3日のニュース