バウアー本物1勝!日本語で「横浜しか勝たん!」初のお立ち台でお辞儀&絶叫「特別な日」「アリガトウ!」

[ 2023年5月3日 17:14 ]

セ・リーグ   DeNA4-1広島 ( 2023年5月3日    横浜 )

<D・広>来日初勝利を三浦監督(左)から祝福されるバウアー(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの新外国人、トレバー・バウアー投手(32)が3日、本拠地で行われた広島戦に初登板初先発。7回1失点、毎回の9奪三振と力投。チームは4-1で広島を下し、初勝利を挙げた。

 初回は三者凡退。しかし、2回、レッズ時代の元同僚・デビッドソンに左越えソロを被弾して先制点を献上した。

 それでも3回は牧の好カバーにも助けられて無失点、4回も走者を背負いながら、被弾したデビッドソン、田中から連続奪三振と後続を断った。

 すると4回には2死から桑原が執念のヘッドスライディング。遊撃内野安打で同点。5回にはバウアー自ら送りバントでつなぐと、楠本の中前適時打で勝ち越した。さらに6回には桑原の右越え三塁打と関根の右前適時打、押し出し四球などで2点を加えた。

 バウアーは7回、2死から二、三塁、代打・松山をこの日9個目となる空振り三振。グラブを叩いて雄たけびを挙げた。8回から伊勢、山崎とリレーしてリードを守り切って来日初勝利。試合後、山崎からウイニングボールを受け取り、抱き合って喜んだ。

 試合後は初めてのお立ち台でヒーローインタビューに臨んだ。打のヒーロー、桑原と楠本にならってお辞儀。

 「アリガトウ!」と声援に感謝すると、日本語で昨日覚えたという「横浜しか勝たん!」と絶叫。大観衆から大きな拍手が起きた。

 「2回に元チームメートにホームランを打たれたしまったけど、それ以外は良かった。大きな力をくれて特別な日にしてくれてありがとうございました」と万感の思いを込めた。

 中4日での登板に「感触はすごく良かった。体の状態、コントロール、球の強さ全部良かった」と手ごたえ。7回のピンチで代打・松山を迎えた場面では「キャッチャーが打者のことをよくわかっていた。サインを信じて投げた結果」と振り返った。

 5回には、藤田一也から教わったという送りバントも決め、「彼は素晴らしいコーチ。僕は楽な気持ちでバントを決めることができた」。大観衆の声援に「今までプレーした中で一番特別だった。雰囲気作ってくれてありがとう。皆さんのことが大好きです」とファンに感謝した。

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