エンゼルス・大谷 3試合ぶり26号!相手主砲コレアの妹誕生日に兄とそろってバースデー祝砲打ち上げた

[ 2022年8月15日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5-3ツインズ ( 2022年8月13日    アナハイム )

ツインズのコレア(右)、妹のレイバイサンドさん(左)、コレアの両親と記念写真に収まった大谷(ツインズ提供)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が13日(日本時間14日)、ツインズ戦の8回に3試合ぶりの26号ソロを放ち、逆転勝利に貢献した。試合前には相手主砲カルロス・コレア内野手(27)の実妹で「大谷マニア」のレイバイサンドさんと記念撮影などで交流。14歳の誕生日に兄とそろってバースデーアーチをかっ飛ばした。 

 大谷ハットが配布され、目立つ「17」の数字が並ぶ4万3027人で埋まったスタンドが沸き立った。0―3の8回2死。敗色ムードも漂う中、大谷が振り抜いた打球は角度39度で高々と舞い上がった。あまりの高角度に打ち取ったと勘違いした右腕デュランは両手を掲げてガッツポーズをつくるも、すぐ頭を抱えた。26号ソロが中堅フェンスを越えた。

 「あんなに高く打球が上がりながらフェンスを越えるなんて。逆転劇につなげてくれた」とフィル・ネビン監督代行も目を丸くする一撃。新人右腕の決め球ナックルカーブは今季被打率・093、被本塁打ゼロだったが打ち砕いた。これで眠っていた打線が目覚め、9回に2点差を追い付くと、延長11回にウォードの2ランでサヨナラ勝ちを飾った。

 熱狂の本拠地で誰よりも歓喜したのは、ライバルの家族だったかもしれない。試合前、今季ツインズに3年1億530万ドル(約141億円)で加入した主砲コレアの実妹で「大谷の大大大ファン」というレイバイサンドさんと交流した。この日が14歳の誕生日で、持参した背番号17のユニホームにサインをもらい、記念撮影に納まると、大粒の涙を流して喜んだという。初回に自らも先制ソロを放っていたコレアは、試合こそ敗れたが「僕は彼女のために打ったし、大谷も本塁打を打った。彼女にとって完璧な一日だった」と満足げ。最愛の妹に贈る最高のダブルバースデーアーチとなった。

 レイバイサンドさんは大谷好きが高じて日本語を学び、大谷も話しかけられた日本語に大きくうなずいていたという。コレアは「彼はスポーツ界最大のスター。時間を割いてくれて、本当に感謝している」と頭を下げ「100%、僕のより大谷の本塁打の方がうれしかっただろうね」と最後まで笑顔だった。(柳原 直之)

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2022年8月15日のニュース