【甲子園】リアル二刀流の近江・山田と一問一答「甲子園が力をくれたし、歓声も後押ししてくれた」

[ 2022年8月15日 20:34 ]

第104回全国高校野球選手権大会・3回戦   近江7-1海星 ( 2022年8月15日    甲子園 )

<近江・海星>7回2死一、二塁、海星・柿本を空振り三振に抑え、雄叫びをあげる近江・山田(撮影・坂田 高浩)
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 近江が海星に勝利し、2年連続8強に駒を進めた。立役者の一人が投打で活躍したプロ注目・山田陽翔(3年)だ。

 7回には満塁本塁打を放ち、夏の甲子園での「4番・投手」の満塁弾は1989年に帝京・吉岡雄二が海星戦(三重)戦で記録して以来、33年ぶり。投げても7回1失点9奪三振と好投し、甲子園通算10勝目を手にした。

 以下は試合後の山田と一問一答。

 ―いまの気持ちは。
 「これでベスト8。甲子園ではなかなかできることじゃない。結果を出すことができて良かった」

 ―7回1死一、二塁のピンチでは円陣でどんな話を。
 「みんなに頼んだぞ、という話をした。あそこはゲッツーを取りたかったので。声をかけました」

 ―結果は連続三振。
 「速い変化球でシンを外すつもりだったけど、結果が三振で良かった」

 ―間合いも長く取ったり工夫していた。
 「バッターをじらす意味で。僕自身も長く持たれて、じらされると嫌なんで」

 ―満塁ホームランは。
 「考えながらやった成果になった。前の打席がスライダーで三振。あの場面、そのスライダーが2球続けてボールになったので、まっすぐ1本に絞れた。四球は出したくないところだし」

 ―完璧な当たり。
 「角度はいい感じ。風にも乗った。僕自身の力ではあんなホームランは打てない。甲子園が力をくれたし、歓声も後押ししてくれた。ピンチを抑えたら、チャンスが来ると信じている。いい流れで打つことができた」

 ―準々決勝では高松商・浅野選手と対決。
 「すばらしい選手との対戦を楽しみたい。ジャパン候補でレベルが高い。学んで、吸収して、勝てるようにしたい」

 ―18日は多賀監督の誕生日。
 「ハッピーバースデーにしたいですね」

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2022年8月15日のニュース