【甲子園】明秀日立・金沢監督「継投が小刻みになってしまった…勝敗を分けたポイント」

[ 2022年8月15日 11:14 ]

第104回全国高校野球選手権第10日・3回戦   明秀日立4―5仙台育英 ( 2022年8月15日    甲子園 )

<仙台育英・明秀日立>熱戦の末、仙台育英に敗れ、悔しさをにじませる明秀日立ナイン(撮影・平嶋 理子)
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 春夏連続出場で、夏は初出場の明秀日立(茨城)が3年ぶり29回目出場の仙台育英(宮城)と対戦し、4―5で敗戦。春夏通じて初の8強入りはならなかった。

 先発のプロ注目の二刀流左腕・石川ケニー主将(3年)が4回途中まで2失点で、同じくプロ注目右腕・猪俣駿太(3年)が救援。その後は、相手の左右打者に応じて、石川、猪俣が交互に投げる小刻みな継投でリードを守っていたが、7回に仙台育英打線につかまり、連続押し出し四球と犠飛で逆転された。

 打線は2回、先頭の石川の右翼線二塁打をきっかけに1死一、二塁とし、武田一渓(3年)の中前適時打で先制。3回2死二塁からは石川の右前適時打、4回無死からは武田の左越えソロで加点。6回1死満塁からは平野太智(2年)のスクイズで追加点を奪ったが、最後は仙台育英の継投に逃げ切られた。

 金沢成奉監督は試合後、「相手の方が一枚上手でした」と言い、石川、猪俣の継投について「2人でつないでいき、これで負けたならしようがない」としつつも「継投が小刻みになってしまった。そういう状況になってしまったのが勝敗を分けたポイントだったのかなあ」と振り返っていた。

 過去2回出場した選抜大会では、18年は3回戦で大阪桐蔭(大阪)、今春は2回戦で市和歌山にサヨナラ負け。甲子園で初めて8強入りに挑んだが、あと一歩届かなかった。

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