【甲子園】高校通算66発の高松商・浅野 リードオフマンの矜持 一発よりも「全打席出塁を目標」

[ 2022年8月15日 13:58 ]

第104回全国高校野球選手権大会・3回戦   高松商2ー1九州国際大付 ( 2022年8月15日    甲子園 )

高松商・浅野(撮影・坂田 高浩)
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 今秋ドラフト候補の注目打者・高松商の浅野翔吾(3年)は、2試合連発こそならなかったが1安打2四球と3打席で出塁。チームの52年ぶり8強進出に貢献した。

 「相手投手がいい投手でなかなか、点を取れなかったんですけど、高松商業は守備からリズムをつくるということで、渡辺(和大)を中心にしっかり守り勝てたので良かったと思います」

 初回に先頭で二塁への内野安打を放ち、二盗に成功。山田一成(3年)の先制打につなげた。2回の第2打席は死球を受けると、1-1の4回2死一塁の第3打席では四球を選び、好機を拡大。次打者・井桜悠斗(3年)の勝ち越し打を呼び込み「後ろを打つ2、3、4番と信頼している打者が並んでいるので、自分が出てチャンスをつくったらなんとかしてくれる信頼があるので、自分は出塁してチャンスをつくりたいという思いで、全打席出塁を目標にしています」と振り返った。

 7回の第4打席は右飛に倒れ、初戦・佐久長聖戦の第3打席から続いた連続出塁は7打席でストップ。高校通算66発と長打力に注目が集まる中でも「変わらずに全打席出塁を甲子園終わるまではずっと目標にやっていきたい」とリードオフマンとしての誓いを口にした。

 佐久長聖との試合後に背番号3・本田倫太郎、背番号9・林息吹の2人が体調不良によりメンバーを外れた。それだけに52年ぶりのベスト8進出に「はじめはベスト8という目標を立てていて本田、林が離脱したので、絶対にベスト8以上、本田たちが帰って来るまでって目標を変えたので、これで国体(出場)の権利をゲットして本田、林とまた野球ができる。良かった」と安堵の表情を見せた。

 次戦へ向け「ベスト8以上はなかなか、点が取れずに良い投手ばかりいるので、高松商らしい守り勝つ野球を徹底してやっていきたい」と意気込んだ。

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2022年8月15日のニュース