中条ブルーインパルス初V!服部主将5安打完封&3安打1打点の活躍

[ 2022年8月15日 05:00 ]

高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント決勝   中条ブルーインパルス3―0長曽根ストロングス ( 2022年8月14日    駒沢 )

<中条ブルーインパルス・長曽根ストロングス>優勝し、歓喜の中条ブルーインパルスナイン(撮影・木村 揚輔)
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 決勝が行われ、中条ブルーインパルス(石川)が昨年優勝の長曽根ストロングス(大阪)を3―0で下し、3度目の出場で初優勝を飾った。石川県勢の優勝は、13年ぶり3度目。主将の服部成(なる=6年)が強力打線を5安打完封でねじ伏せ、打っては3安打1打点1得点とチームをけん引した。

 最後の打者の打球が捕手・向慶士郎(5年)のミットに収まると、ナインは人さし指を高く掲げてマウンドに集まった。服部は「攻める気持ちでどんどん投げた。達成感があります」と心地よい疲労感に身を委ねた。

 全6試合に先発して3完投。計29回2/3を投げて無四球と抜群の制球力で、ストライクゾーンで勝負していった。3回戦では完全試合を達成。その試合では1奪三振だったが「みんなが守備で助けてくれた」とバックを信頼し、支えられた。この日も遊撃・綿貫優雅(6年)の好守など、堅い守備力が光った。

 5回には自ら適時三塁打。稲場健留(6年)の打席では、打者とのアイコンタクトでヒットエンドランを仕掛け、高いバウンドのゴロで三塁から生還した。「打者を信じて走りました」と服部。倉知幸生監督は「練習でもやっている形。サインではありません。子供たちの判断というか呼吸です」と明かした。互いの信頼が結実し、連覇を狙う強豪を下して頂点へ。倉知監督は「1勝できればいいねと話していたのに。信じられない。子供たちが大会を通じて成長していった」と称えた。(後藤 茂樹)

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