新宿駅地下でエンゼルス・大谷を疑似体験 実況アナもリアルさに太鼓判「本物に近い」

[ 2022年8月15日 18:20 ]

 リアル二刀流で、2年連続MVPの可能性も十分にあるエンゼルス・大谷翔平。その迫力あるプレーを日本でも体験できることになった。

 ソニーインタラクティブエンタテインメントのゲームソフト「MLB THE SHOW 22」のプロモーションイベントとして、8月15日から22日までの7日間、JR新宿駅の東西自由通路、新宿ウォール456の超横長の45・6mの大型LEDビジョンで、「MLB THE SHOW 22」の大谷翔平キャラクターが、打、投、走で躍動するモーショングラフィック映像を放映する。その場にいる人は、現実の試合で大谷が叩き出した打球速度、投球速度、走塁速度を体感できる仕組みだ。打球は191・5キロ、投球は164キロ、盗塁で走る速度は31・6キロに設定された。

 今年4月5日に発売された22年度版で表紙を飾った大谷翔平。ゲームソフトの売りは限りなく本物に近いリアルさだ。今回からゲームソフトのメインの実況アナウンサーとなったジョン・ブーグ・シアンビーさんは「TV映像を見ていると勘違いしてしまうほど本物に近い。選手の体の動き、仕草、表情、こと細かく再現されている」と舌を巻く。シアンビーさんの普段の仕事は、鈴木誠也の所属するカブスの実況アナウンサー。今回、ゲーム用の収録には200時間を費やしたそうだ。「例えばホームランの描写一つとっても、ワールドシリーズの決着をつける満塁本塁打と、大差がついた公式戦でのソロ本塁打では全く違う。100万パターンは録音したかな(笑)。絶叫パターンが多いから、本塁打の録音の日は前もって伝えられていた。あんな声を出せる回数はリミットがあるから」と笑顔で振り返る。

 「MLB THE SHOW 22」の最大の魅力は疑似体験。若きベーブ・ルースが本塁打の魅力を世に示した、今は存在しないポログラウンドで「大谷対ルース」を実現させ、楽しむこともできる。「私も一度は行ってみたかった球場で、夢の対決を疑似体験できるのがすごいところ」とシアンビーさん。

 日本のファンもMLBの球場のフィールドに立たなくても、新宿駅の東西自由通路で大谷翔平のパワーとスピードを疑似体験できる。(奥田秀樹通信員)

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2022年8月15日のニュース