巨人・山崎伊織 今季3勝目はお預け 6回途中2失点降板、船迫の好救援で命拾いも西舘が逆転許す

[ 2024年4月30日 20:32 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2024年4月30日    東京D )

<巨・ヤ>4回を終えた山崎伊(右)・岸田バッテリー(撮影・西川祐介)
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 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が30日のヤクルト戦(東京D)で今季5度目の先発登板。6回途中6安打2失点の内容で勝利投手の権利を得て降板したが、3番手右腕・西舘が7回に逆転を許したため今季3勝目を手にすることはできなかった。

 9日のヤクルト戦(鹿児島)で6回途中まで6安打に3四球&2死球と苦しみながらも1失点と粘って待望の今季初勝利。前回登板した23日の中日戦(ひたちなか)では7回途中3安打無失点と好投し、今季2勝目をマークした。

 今季白星を挙げたのはいずれも地方球場で、ほかの登板日も中日戦(バンテリンD)と阪神戦(甲子園)。本拠・東京ドームでは今季初登板となった。

 0―0のまま迎えた4回、1死から村上を四球で塁に出し、続くサンタナに右中間フェンス上部を直撃する適時二塁打を打たれて失点。だが、その裏、バッテリーを組む岸田の2点適時三塁打で2―1と勝ち越してもらった。

 しかし、直後の5回に青木の犠飛で2―2の同点。その裏、丸に今季1号ソロが飛び出して3―2と再度勝ち越し点をもらった。

 だが、直後の6回に村上と長岡に四球を与えて2死一、二塁とピンチを招いたところで阿部監督がマウンドへ。山崎伊は91球で降板となった。

 ここで登板した2番手右腕・船迫は中村を3球で右飛に打ち取り、見事な火消し。船迫がベンチに戻ると、山崎伊は“ごめん”と謝罪、感謝していた。

 山崎伊の投球内容は5回2/3で打者25人に対して91球を投げ、6安打2失点。4三振を奪い、与えた四球は4つ、直球の最速は150キロだった。

 このままリードを保てば山崎伊が無傷の今季3勝目となるところだったが、7回に登板した3番手右腕・西舘が2失点して逆転を許し、この時点で山崎伊の白星は消滅となった。

 ▼山崎伊 野手の方に点を取ってもらった後の回に粘り切れなかったこと、守備でも良いプレーをしてもらったのに点を与えてしまったことは申し訳ないです。しっかりと反省をして、次は投げ切れるように頑張ります。この後もベンチでみんなを応援します。

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