伊東勤氏 安定感ない巨人中継ぎ陣 投打かみ合わず

[ 2022年6月19日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-4中日 ( 2022年6月18日    バンテリンD )

<中・巨>3番手として登板した平内(撮影・河野 光希)
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 【伊東勤 視点】巨人は交流戦からの悪い流れを断ち切れていない。心配なのは中継ぎ陣の状態だ。中継ぎ陣が持ちこたえられずに、抑えの大勢までつなげないという展開が続いている。

 先発・アンドリースのアクシデントで初回からの継投。3、4番手の平内や鍬原に勢いも感じたが、今の中継ぎ陣には全体的に安定感がない。2イニング目の9回に3連打されてサヨナラを許したビエイラも、球は速いがモロさが同居する。この試合に限って言えば、リスクを背負っても同点の9回は大勢を投入してもよかった。

 普通は誰か代わりに状態のいい投手が出てくるものだが、それがない。中継ぎ陣を楽に投げさせたい打線も低調で、投打がかみ合っていない。チーム内にはいろいろな事情もあるだろう。ただ、よくなる兆しは見えてこないだけに、何らかの手を打ちたいところ。思い切って2軍から投手を上げ、中継ぎ陣の顔触れを変えるのも一つの手だ。明確な改善策というのはなかなか難しいが、前半戦の今ならまだ間に合う。

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2022年6月19日のニュース