【牛島和彦氏 視点】投手・根尾 フォームはまだ野手っぽさが残るも「面白い」

[ 2022年6月19日 19:08 ]

セ・リーグ   中日3―5巨人 ( 2022年6月19日    バンテリンD )

<中・巨>9回、4番手として登板した根尾(撮影・河野 光希)
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 中日・根尾が投手としてリスタートを切った。巨人戦の1-5の9回2死でマウンドへ。本拠・バンテリンDが盛り上がる中、主砲・岡本と対峙した。今回の本拠地投手デビューについて本紙評論家の牛島和彦氏(61)が語った。

 これが中日・根尾にとって投手としての初登板と言っていい。ここまでに投げた2試合とは違う。相手も巨人の4番・岡本和。首脳陣も好打者と対戦させて成長させたいという考えなのだろう。

 打者1人で結果は空振り三振。最速151キロが出たが、150キロでも甘く入れば打たれる。これでもう少しコントロールがつけば面白い。フォームはまだ野手っぽさが残り、もっと左足に体重を乗せたところで体を回転させたい。低めの149キロ直球でストライクを取った1球目はフィニッシュで右足のスパイクの裏が天井を向いていた。左足に体重を乗せて体を回転させた証拠で、あのフォームはよかった。

 野手の経験があるからフィールディングはよく、クイックなど細かいこともできる。今後はコントロールを課題に投げることで投手の体になっていく。ケガをしないよう投手として成長してほしい。

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