日本ハム・大海、復帰先発も5敗目 先頭打者への四球から重い失点

[ 2022年6月19日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1ー3ロッテ ( 2022年6月18日    札幌D )

<日・ロ>先発の伊藤は6回3失点(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの伊藤大海投手(24)が復帰先発して6回7安打3失点も、打線の援護にも恵まれずに5敗目(5勝)を喫した。6月2日の広島戦で右すねに打球が直撃し、出場選手登録抹消を経て16日ぶりの実戦登板。再三走者を出しながら粘りの投球を見せたが、チームもリーグ戦再開後は2連敗となった。

 チームとして同じミスを繰り返し、2連敗。上沢、加藤の3本柱として投手陣をけん引する伊藤は「力不足。昨日(17日)もその形でやられているので、同じことを繰り返してしまった」と肩を落とした。新庄監督がご法度としている先頭打者への四球。これが相手に流れを引き戻させるきっかけとなった。

 17日のロッテ戦では新人・北山が4―2の9回に5失点。先頭・レアードへの四球など3四球と制球が乱れ、新庄監督も「最初の四球がいけなかった」と指摘していた。伊藤も当然肝に銘じていたが、この試合も先頭打者への四球をきっかけに奪われた1点が重くのしかかった。

 4回に野村のソロで1点差に迫った直後、5回先頭・荻野への投球だった。伊藤は「セレクトするボールは悪くなかった」としたが、カウント1―1から際どい誘い球2球に手を出してくれず、最後は3―1から直球が上ずってこの試合最初の四球を与えた。その後1死二塁から中村奨に適時二塁打され、反撃ムードがしぼんだ。

 16日ぶりの実戦登板に「体自体は全然問題なく投げられた」としたが、チームを勝利に導く投球ができず「悔しい。なかなかリズムに乗れなかった」と反省した。交流戦3連勝締めから一転、リーグ戦は2連敗発進。流れを変える一投一打が待たれる。(東尾 洋樹)

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2022年6月19日のニュース