広島・宇草 孤軍奮闘 今季初の3安打「チャンスをいただいた時にどれだけやってきたことを出せるか」

[ 2022年6月17日 22:30 ]

セ・リーグ   広島2ー7ヤクルト ( 2022年6月17日    神宮 )

<ヤ・広>3回、先制適時打を放つ宇草(撮影・村上 大輔)
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 広島・宇草孔基外野手(25)がリーグ戦再開初戦だった17日のヤクルト戦で今季初、昨年10月21日の同戦以来、通算6度目の3安打を放った。「試合に出させてもらえるありがたさを(感じて)思い切ってやるだけだと思っている」。2番左翼で出場し、3回1死一、三塁ではサイスニードの初球チェンジアップを強く叩き、鋭いゴロで一、二塁間を抜く先制打。6回先頭で右前打、8回2死一塁では中前打と3打席連続で快音を響かせ、低調な打線にあって孤軍奮闘だった。

 「(サイスニードは)真っすぐが強いのと変化球のコンビネーションというのがあった。いろいろコーチ、スコアラーの方から話をもらって、それをしっかり意識して準備して試合に入った。もっともっと確率を上げていかないといけない。練習からしっかりやっていきたい」

 交流戦終盤から先発出場は3試合連続。1安打、2安打、3安打と着実に積み上げた。「厳しい立場。試合に出させてもらえることを意気に感じて、出させてもらった時にいいモノを出せるようにと思っている、“今”に集中して取り組んでいきたい」

 同じ左打ちの外野手、西川龍馬が下半身のコンディション不良で離脱中。チームにとっては窮地でも、大卒3年目には好機到来で、「外野手の競争も激しい。チャンスをいただいた時にどれだけやってきたことを出せるか。しっかり、いい準備はしていきたい」と前を向いた。

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2022年6月17日のニュース