巨人3連敗…ヤクルトと8差に 原監督、8回攻撃は「ナカジは残しておきたかった」 満塁で石川3球三振

[ 2022年6月17日 21:15 ]

セ・リーグ   巨人0―2中日 ( 2022年6月17日    バンテリンD )

<中・巨>8回途中、投手交代を告げに行き、ベンチに戻る際、拳を握る原監督(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 巨人はリーグ戦再開となった中日戦(バンテリンD)で今季4度目となる零敗を喫して3連敗。最大11あった貯金が4に減った。試合後、首位のヤクルトが勝ったため、ゲーム差は今季初の8と開いている。

 試合前まで6連敗中だった最下位・中日に30イニングぶりの得点を許し、打線はわずか3安打で零敗を喫した。発熱による登板回避があり、中14日でのマウンドとなったエース菅野はMAX144キロと苦しみながらも7回を6安打無失点。だが、0―0のまま迎えた8回、この回から登板した2番手左腕・今村が2安打を浴びて1死一、三塁のピンチを招くと、3番手右腕・ビエイラは主砲ビシエドを空振り三振に仕留めて2死二、三塁までこぎつけたものの続く阿部に右前へ2点適時打され、これが決勝点となった。中日はこれが30イニングぶりの得点だった。直前の8回攻撃では2死からポランコ、増田陸の連打と小林の代打・中田の四球で満塁としたが、菅野の代打に出た石川が3球三振に終わった。今村は今季2敗目を喫している。

 試合後、巨人・原辰徳監督(63)との一問一答は以下の通り。

 ――菅野は序盤から丁寧に試合を作った

 「そうですね。緩急ついていたしね。うん」

 ――打順の巡り合わせもあり、8回の攻撃で代打を送ることになった。84球。監督からご覧になって

 「点を取るということが主に考えたということですね」

 ――8回は石川を起用したが、決断の最大の理由は

 「特にないけど。ナカジ(中島)は一人残しておきたかったね。一人残して、中田で勝負して。それで(石川)慎吾にというところですね」

 ――打線がなかなか1本が出なかった

 「そうですね。やっぱり0点ではね、点取りゲームだから。なかなか、それは難しいでしょうね、支配するのは」

 ――8回の守備は不運な当たりがヒットになったケースが多かった。全員でカバーしないといけない

 「うん、うん、そう思います」

 ――ビエイラは

 「いいと思います」

 ――8回に頭から今村でいったのは相手打者に左が3人続くから

 「詳しいことはともかくとしても勝ち越してなかったというところですね」

 ――延長戦も見据えながら

 「もちろん、もちろん。あそこで勝ち越していればというところはね、柔軟に…変わる可能性はあるね」

 ――リーグ戦再開で黒星になったが、あしたから切り替えて

 「ベストを尽くしてね、やっているわけですから。あしたは同じ気持ちで戦いに挑む」

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月17日のニュース