阪神大学野球・大阪電気通信大が悲願の1部初昇格決めた!入替戦で甲南大に「全員野球」で勝利

[ 2022年6月17日 14:09 ]

阪神大学野球入替戦   大阪電気通信大(2部1位)3-2甲南大(1部6位) ( 2022年6月17日    南港中央野球場 )

初の1部昇格を決めまうんどで喜ぶ大阪電通大の選手たち
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<3>大阪電気通信大2勝1敗

 大阪電気通信大(2部1位)
  000001011◆3
  000001001◆2
 甲南大(1部6位)

 (大)小島、江本―橋本
 (甲)井村、加藤、岡本、藤田―谷井
 ▼本塁打=西川(大)

 大阪電気通信大が悲願の1部初昇格を決めた。

 0―0で迎えた6回、3番・西川大地(3年=秀岳館)の右翼越え本塁打で先制。8回には1死から西川が右翼二塁打で出塁、4番・森広拓夢(3年=比叡山)が勝ち越しの中前打を放った。

 「ホームランはインコースのまっすぐでした。8回は、次は変化球で来ると思って待っていました」(西川)
 西川は、敗れた初戦でも甲南大先発・井村から2発5打点。「きょうも1打席目からタイミングは合っていると思いました」と胸を張った。

 「(8回まで)いい当たりがなく4番の役割を果たせていなかったのですが、チャンスで巡ってきたから気持ちで打ちに行きました」(森広)

 9回には東晴登(3年=金沢)が2死三塁で左前適時打。この追加点が結果的に大きかった。「ストライクゾーンに来たボールは強く振っていこうと思っていました」。

 先発した小島遼太(3年=大阪電気通信大高)は初戦の4回6失点のリベンジを果たす7回1失点の好投を見せた。「1戦目は自分のミスから落としたので、取り返そうと思って集中して投げました」。昨年まで投手コーチを務めていた江草仁貴現阪神2軍投手コーチから「まずはフォークボールを磨け。しっかり磨きをかけてから次のボールを習得した方がいい」とアドバイスを受け、ストレート、カットボールとともに決め球となった。

 2021年に助監督としてやってきて今年1月に監督に昇格した清田和正監督(52)は「選手がよくやってくれた。グランドでプレーした選手だけでなく、ベンチで控え選手がずっと声を出し続けていたのも大きい。全員野球です」と1部昇格に感慨深げ。大阪桐蔭―東洋大―ミキハウスでプレーした清田監督は「大阪桐蔭がセンバツで優勝して、東洋大は2部優勝。ミキハウスは都市対抗出場を決めたので、全部にあやかりました」と笑顔だった。

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2022年6月17日のニュース