新庄監督 9回悪夢の逆転負けに落胆…上沢は7回無失点と好投もリリーフ陣が“誤算”

[ 2022年6月17日 22:19 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー7ロッテ ( 2022年6月17日    札幌D )

日本ハム・新庄監督
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 日本ハムは17日、リーグ再開初戦となったロッテ戦(札幌D)に4―7と逆転負け。4―2とリードした9回、ドラフト8位ルーキーの北山亘基投手(23)が3安打5失点(自責点4)と崩れ4敗目。先発の上沢直之投手(28)は7回2安打無失点と好投するも19年4月12日以来、約3年2カ月ぶりとなるロッテ戦白星を手にすることが出来なかった。

 5月7日の西武戦から5連勝中の上沢は初回、二塁手・アルカンタラの失策などにより2死一、三塁のピンチを背負うもレアードを遊ゴロに打ち取り無失点。3回にも三塁手・野村の失策から1死二塁とされるもマーティンを捕邪飛、中村奨を左飛に封じた。

 打線は初回、2死一、三塁から野村が左前適時打。なおも2死満塁からヌニエスの押し出し四球により2点を先制。3回にはアルカンタラが10号ソロ、4回には浅間が1死二塁から中前適時打を放ち加点。

 打線の援護を受けた上沢は安定感抜群の投球で無失点のまま降板。7回109球、打者25人に対し被安打2、奪三振7、与四球2という内容。このまま19年4月20日から続いていたロッテ戦の連敗を9で止めるかと思われたが、リリーフ陣が崩れ悪夢の逆転負け。

 8回に2番手の石川直が2点を返されると、9回は“守護神”北山が大乱調。先頭のレアードに四球を与えると佐藤都には右線への二塁打を打たれ、いきなり無死二、三塁のピンチ。続く安田には左前適時打を浴び1点差とされると、代走の一走・岡に二盗を許す。さらにその間に本塁を狙った三走・和田にも生還され同点。新庄監督は本塁での際どいタッチプレーにリクエストを要求するも判定は変わらなかった。

 さらに北山は2死満塁のピンチを迎え、中村奨に走者一掃の左越え適時二塁打を浴び逆転を許し4敗目。上沢にとってロッテ戦は“鬼門”だということを痛感させられる結果となり、新庄監督も肩を落とした。

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