西武・辻監督「元々強い」“お得意サマー”で優勝圏内へ　光成はサウナ入浴導入

練習中、笑顔を見せる高橋（撮影・尾崎　有希）　
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　西武・辻監督が、チームが得意とする夏場の攻勢に向けて大号令をかけた。開幕から勝率5割前後をキープして現在3位。「戦力的にも整いつつある。元々ライオンズは夏場に強い。特に優勝した時は。8月が終わった時点で優勝を狙える位置に」と設定した。

　呼応したのがエースの高橋だ。シーズン終盤に成績が落ちる傾向にあり、秘策として「サウナ入浴」を導入する。右腕は「夏場になるといかんせん暑い。サウナに入って（体を）温度に慣らしたい」と対策を掲げた。

　最後に優勝した19年は7月まで勝率5割付近で、8、9月に貯金14を稼いだ。一方、高橋は同年の8月は防御率3・86で、7、9月は7点台だった。「そろそろやりたい」と球団施設内のサウナで体を慣らし、「蒸し風呂」とも表現される本拠地の暑さ対策に乗り出す。（神田　佑）