楽天 首位攻防戦敗れ2位ソフトBと0.5差 マー君屈辱…NPB自己最悪4被弾で5回12安打7失点KO

[ 2022年6月17日 21:18 ]

パ・リーグ   楽天4ー9ソフトバンク ( 2022年6月17日    ペイペイD )

<ソ・楽>初回、柳田に本塁打を打たれガックリの田中将(撮影・中村 達也)
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 大事な首位攻防戦で、またしてもカード初戦を落とした。楽天・田中将大投手(33)が17日のソフトバンク戦(ペイペイD)に先発。NPB自己最悪の1試合4被弾など、5回を投げ12安打7失点と炎上した。自身は自己最悪の5連敗。先発同士では初めて実現したソフトバンク・千賀滉大(29)との「侍金メダル対決」にも敗れ、チームは2位ソフトバンクとのゲーム差を0.5とされた。

 リーグ戦再開後の初戦。初回、難なく2死とした田中将だったが、3番・柳田にカウント2-1から143キロのスプリットをすくわれ、右翼スタンドへの8号ソロで先制を許す。

 打線は2回、2死走者なしで茂木が先発・千賀の157キロ直球を左翼スタンドに運ぶソロ本塁打。1-1の同点とする。さらに3回、2死三塁で浅村が適時打を放ち、2-1と勝ち越しに成功。浅村は試合前リーグトップだった打点を44に伸ばした。なお2死一塁、島内がフルカウントから右中間を破る適時二塁打。3-1と田中将を援護した。

 しかし田中将はリードをもらった直後の3回、1死一、二塁から牧原大に136キロのスライダーを右翼席に運ばれる3ランを打たれ逆転を許す。さらに続くグラシアルにも2者連続となるソロ本塁打を打たれこの日3被弾目。田中将は5回にも1死からグラシアルに2打席連発となるソロ本塁打を浴び、さらに連打から3-7とされ、この回で降板。5回12安打7失点で5勝目はお預けとなった。

 何とか追いつきたい楽天は6回1死一、二塁、辰己の中前打で1点を返し4-7とすると、さらに1死満塁とするが、代打・鈴木大が三邪飛、武藤も空振り三振に倒れ、チャンスを生かせない。逆に7回1死一塁、楽天3番手・石橋が中村晃に2ランを浴びて4-9となり万事休す。チームは敗れ2位ソフトバンクと0.5差となり、10カード連続で3連戦の初戦を落とした。

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