巨人・丸「今まで非常に苦しめられてきた相手…意地を見せられて良かった」 鷹狩りに感慨

[ 2022年6月2日 22:30 ]

交流戦   巨人3―0ソフトバンク ( 2022年6月2日    東京D )

<巨・ソ>5回、ソロ本塁打を放ちポーズを決める丸 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の丸佳浩外野手(33)がソフトバンク戦(東京D)で今季初の1試合2本塁打を放ち、8回零封と好投したエース菅野に両リーグ単独トップの6勝目をプレゼントした。

 丸は先発右腕・レイと対戦した初回に今季2本目、通算8本目となる先頭打者アーチで先制。6試合ぶりとなる10号ソロで、広島時代の2013年から10年連続となるシーズン2桁本塁打を達成した。すると、2点リードで迎えた5回にはこの回から代わった2番手右腕・松本から11号ソロ。貴重な追加点を入れ、打線を引っ張った。丸は菅野が開幕投手を務めた3月25日の中日戦(東京D)で今季1号を放っており、この日の2発も菅野先発試合だった5月26日のオリックス戦(東京D)以来6試合ぶり。同学年でもある菅野の先発試合はこれで今季4本塁打となった。

 試合後、菅野に続いてお立ち台に上がった丸はまず1本目について「ちょっとチームが(3連敗中と)苦しい状況だったので、なんとかチームに勢いのある打席をと思っていたんですけど、結果的にいい勢いがつけられたんじゃないでしょうか、ありがとうございます!」と爽やかな笑顔。内角カットボールを右翼スタンド中段まで運んだが「久しぶりにすごいいい手応えでしたし、打った瞬間、いったかなというような本当にいい当たりだったと思います」と振り返った。

 リリーフ投手の代わりバナを叩いて左中間スタンドへ放り込んだ2本目については「(2ストライクと)追い込まれていたので、なんとか食らいついて塁に出ようと思ってたんですけど、その食らいつく意識がすごいいい方向にいったのかなと。自分でもうまく打てたなと思います」と自画自賛。また、広島時代から日本シリーズで何度も悔しい思いをしてきたソフトバンクからの2発と勝利を「やっぱり今まで非常に苦しめられてきた相手ですし、なんとかきょう一つ取って意地を見せようというふうにみんなで話し合っていたので、なんとか本当に意地を見せられて良かったなと思います」と喜んでいた。

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