日本ハム・伊藤大海 打球が右すね直撃 続投も5回途中、68球で無念の降板

[ 2022年6月2日 19:49 ]

交流戦   日本ハムー広島 ( 2022年6月2日    マツダ )

<広・日>伊藤(左)を迎える新庄監督 (撮影・奥 調)
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 日本ハムの伊藤大海投手(24)が2日の広島戦(マツダ)に先発。1─0の3回に右すねに打球が直撃するアクシデントが起きた。5回途中まで投げたが、球威もなくなり、制球もつかなくなって無念の降板で、ハーラートップの6勝目はならなかった。

 2回に味方の失策もあり2死満塁となったが、久里を空振り三振に打ち取りピンチを脱し、リズムに乗るとみられた3回だった。1死一塁から、西川の打球が右すねに直撃。伊藤は顔をしかめて転がった。その後、自力で立ち上がり、治療を行い再びマウンドへ上がった。一、三塁のピンチでマクブルームに中堅への飛球を打たれたが、中堅手の松本剛が本塁へダイレクト返球でアウトに。伊藤の気迫に、バックも盛り立てた。

 伊藤は5回先頭の九里に四球を出し、続く野間の初球に暴投。さらに野間にも四球を与えた。球速は140キロ台前半しか出ない状況で、2番手の古川に交代。交代を告げられると、両ひざに手を手をあてた。

 2番手の古川がピンチを広げ、3番手の鈴木が2連続押し出し四球に押し出し死球を与えるなど、失点したことで、伊藤は4回0/3で打者19人に対し、4安打、3三振で2失点だった。

 2年目の伊藤は昨季の交流戦で3戦3勝、防御率0・90という圧巻の数字をマーク。今季の交流戦初登板となった5月26日のヤクルト戦では6回7安打4失点で勝ち負けはつかなかった。伊藤は「フォアボールで出したランナーをすべてホームにかえしてしまう結果になり悔しい気持ちです。初回に先制点を取ってもらっていただけに、フォアボールが全てだと思います」と反省。雪辱を期したマウンドだった。

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