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江夏豊さん「打った方が立派なのか、打たれた方がバカなのか」 通算20発打たれた王さんに感謝

[ 2022年1月17日 22:45 ]

江夏豊氏
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 NPB記録のシーズン401奪三振などで知られる伝説の大投手で、野球解説者の江夏豊さん(73)が16日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)を相手に、現役時代に数々の名勝負を演じた“世界のホームラン王”こと王貞治さん(81=ソフトバンク会長)について語った。

 高卒2年目の1968年には稲尾和久のNPB記録を更新するシーズン354奪三振目を王貞治から奪ったが、その時に王が内角高めの速球を目いっぱいスイングしていたことを石橋に聞かれると、江夏さんは「王さんの素晴らしさといいますか。いかなる局面でもベストスイングをされるんですよ」とコメント。石橋は、ソフトバンク入団当初の柳田悠岐外野手(33)が似たように目いっぱいぶるんぶるんとバットを振っている姿を見た王さんが「触るなよ」と周囲に釘を刺したという逸話に触れ「王さんもそんなに振るの!?っていうぐらい…。で、三振ですよね?」と確認した。

 すると、江夏さんは「フルスイングっちゅうのはやっぱり、ね。バッターにとって一番大事なんじゃないですかね」としみじみ。「やっぱりピッチャーにとっては力いっぱい投げる。バッターは力いっぱいバットを振る。これが基本ですから」と続けた。興奮して笑いの止まらない石橋が「もうすっごいんですよ。投げも投げたり、振りも振ったり、みたいな」と、この「江夏VS王」の名場面を改めて振り返ると、江夏さんは「やっぱり勝負はまっすぐで、という気持ちがありましたからね」と懐かしそうに、うれしそうに回想した。

 また、石橋が「王さんが一番三振を食らったのは江夏さんなんだけど、江夏さんが一番ホームランを打たれたのは王さんなんですね」と話を振ると「はい」と江夏さん。現役時代に通算868本塁打を放った王だが「今から考えますと、一人のバッターに20本打たれてるんですよ。打った方が立派なのか、打たれた方がバカなのか。なんとも言えませんけど、我ながらよく打たれたなと思いますよ」と苦笑いの江夏さん。

 「でも、振り返ってみて一度も自分で悔いのない勝負ができた。決して逃げて、逃げて、かわして、かわして、というような気持ちはさらさらなかったですから。自分がいい時、悪い時。相手がいい時、悪い時。お互いにどういう状況、状態であっても、やっぱり力いっぱい投げた。で、力いっぱいバットを振ってくれた王さんには本当に敬意を…ね」と話していた。

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