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レンジャーズ有原、復活の誓い 開幕ローテで30試合投げる 侍栗山監督に“恩返し”を

[ 2022年1月17日 05:30 ]

トレーニングに励む有原(本人提供)
Photo By 提供写真

 レンジャーズ傘下3Aラウンドロックの有原航平投手(29)が、米2年目を迎える。特別連載コラム「ARIHA―LIFE」第3回は、右肩動脈瘤(りゅう)の手術を受けて長期離脱するなど苦闘した昨季を振り返り、今シーズンへの意気込みを語る。

 ご無沙汰しています。このオフは帰国せず、ダラス(テキサス州)で自主トレに励んでいます。毎日、午前9時ぐらいから、お昼くらいまで。ジムに行ってウエートトレーニングをして、その後に外の公園で走って、キャッチボールをしています。ジムも、走るのも基本は一人でやっていて、投げる時だけ相手をしてもらう人がいます。

 昨年は(右肩動脈瘤の)手術を受けたりして投げられなかった期間も長かったので、例年より投げ始めも早いですし、しっかり球数を投げようかなと思います。手術した箇所も違和感ないので、大丈夫です。今、取り組んでいるのは投球時の軸足の使い方や体重移動。とにかく軸足を残せるように。やっぱり体が突っ込むと踏ん張れないですし、そこを意識していますね。もっと良くなるんじゃないかなと思っています。体重はシーズン中は100キロを少し超えるくらいで、今は98キロくらいですかね。体の動きを見つつ調整していきます。

 シーズンが終わる直前の9月19日にメジャー40人枠を外れましたが、正直なところケガが治って、もう少し投げたかったなという思いはあります。少しずつ球速も戻ってきて、イニングも増やしていっていた段階でした。あのまま、メジャーにいたら残り登板は2試合くらいだったので、やっぱり投げたかったですね。ただ、クリス・ヤングGMがメディア対応で“22年のメジャー40人枠を争ってもらいたい”と言っていたように、僕に対する説明も同じで“万全にして22年のキャンプでしっかり勝負してくれ”という感じでした。とにかく結果ですね。キャンプ、オープン戦で結果を出して何とかメジャーに残れるようにと思っています。

 昨季はいろいろな方々に支えていただきました。特に栗山監督(昨年まで古巣の日本ハム監督、現侍ジャパン監督)からはシーズン中にもかかわらず、事あるごとにラインを頂いていました。初勝利の時も、ケガをした時も、手術の時も連絡をくれました。「いろいろなことがあったと思います。でも、航平だったら全てを生かしてくれると信じています」などという前向きなメッセージばかりでした。本当に凄いです。離れても気にしてもらえています。うれしいですよね。僕は学生時代を含め日本代表に一度も入ったことがないですが頑張った末にそういう話があればうれしいですよね。妻はもちろん、支えてくれている方々のためにも、とにかく頑張ろうと思います。

 このオフ、レンジャーズは大補強をしました。選手間で“補強するらしいよ”みたいな話は聞いてましたが、まさかこんなに獲るとは。3人とか4人も獲ると思わなかったので、楽しみですね。ただ、とにかくメジャー40人枠に入って、先発ローテーションに入らないことには始まりません。翔平(エンゼルスの大谷)からも“またアリゾナで会いましょう”と言われています。今季は必ずキャンプ、オープン戦で結果を残して、メジャーで開幕ローテーションに入って、シーズンで30試合は投げられるようにしたいですね。(レンジャーズ傘下3Aラウンドロック投手)

 ▽有原のメジャー1年目 2年契約1年目の21年は、4月14日のレイズ戦でメジャー初勝利を挙げたが、その後は苦戦した。5月下旬に右肩動脈瘤を手術。9月1日のロッキーズ戦で復帰登板したが、復帰後わずか3登板でメジャー40人枠から外れた。10試合に登板し2勝4敗、防御率6.64。クリス・ヤングGMは「彼の力をまだ信じている」と話しており、春季キャンプには招待選手で参加する見通し。

 ≪ジャースFAシーガーらレンジャーズ大補強≫昨季ア・リーグ西地区最下位のレ軍は今オフ、大補強を敢行。ドジャースからFAの遊撃手シーガーを10年総額3億2500万ドル(約371億円)で、ブルージェイズからFAの二塁手セミエンを7年総額1億7500万ドル(約200億円)で獲得。その他にもロッキーズからFAの右腕グレイ、ダイヤモンドバックスからFAの外野手カルフーンとも契約した。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す広島・鈴木誠の獲得にも動いているとみられ、ロックアウト後も目が離せない存在となりそうだ。

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