T―岡田が狙う「左打者で100打点」のオリックス史上初の快挙 「正尚、ラオウの後ろが大事になる」

[ 2022年1月17日 05:30 ]

<オリックス>大阪スポーツプロジェクトキックオフイベントの抽選会でプレゼントするバットをミス・ユニバース・ジャパン・プレリミナリー大阪・宮丸久実さんから受け取るT-岡田 (撮影・奥 調)
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 オリックス・T―岡田外野手(33)が16日、大阪市内で「大阪スポーツコミッション設立総会記念イベント」に出席。オリックスになった89年以降では在籍最長タイとなる17年目に向けて、自身初の100打点超えに意欲を示した。

 「(吉田)正尚、ラオウ(杉本)が成績を残したら、その後ろが大事になる。2人の後ろを、もし自分が打つとなれば、その(100打点)くらいの打点は欲しいですよね」

 昨季は115試合に出場し打率・241、17本塁打、63打点。2年連続首位打者の吉田正と、本塁打王を獲得した杉本の主軸コンビは他球団の徹底マークが予想されるだけに、T―岡田の打棒がチームの命運を握る。

 オリックスの日本人打者のシーズン100打点以上は、90年の石嶺和彦氏以来2人目で、左打者が大台到達となればオリックス史上初となる。自身最高は本塁打王に輝いた10年の96打点で、キャリアハイを目指す構えだ。

 「(2月9日で)34歳になるが、まだまだ伸びしろはある。チームに貢献できるように」

 昨年12月から大阪市内の「ワールドウィング」を訪れ、イチロー氏らが取り組んだ初動負荷トレーニングを導入。腰痛解消など状態管理が目的で「いい感じです」と手応え。96年以来のリーグ連覇&日本一へ、生え抜き主砲の存在が不可欠だ。 (湯澤 涼)

《思い入れ深い神戸「風化させてはいけない」》
 震災から27年を前にオリックス・T―岡田が当時の心境を語った。当時6歳、大阪府吹田市内の自宅マンションで突然の揺れに衝撃を覚えた。「寝ていて、誰かに揺らされて起こされているのかと思った。自宅の食器とかも結構、割れました」。例年オフに、ほっともっとフィールド神戸で自主トレを行うなど思い入れは深い。「神戸の方にとっては、忘れたくても忘れられないことですし、風化させてはいけないと思います」と表情を引き締めた。

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