ヤ軍GM 田中楽天復帰に「我々にとって大きな損失だが日本での幸運を祈る」 監督「日本で成功するはず」

[ 2021年1月30日 19:17 ]

ヤンキースのキャッシュマンGM
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 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMとアーロン・ブーン監督が29日(日本時間30日)、オンライン会見を開き、同球団からFAとなり楽天への復帰が決まった田中について感謝の言葉を述べた。以下、主な一問一答。

 ▼ブライアン・キャッシュマンGM
 ――楽天に復帰した田中について。
 「マサヒロ・タナカに感謝したい。とてつもないヤンキースの選手だった。NPBから世界最高級の投手という鳴り物入りでアメリカに来て、1年目に肘をケガするまですごい活躍をしてくれた。故障後も3人のドクターから手術をしないことを勧められ、結局は手術をしないで済んだのだから、そこで手術をしなかったことは助けになった。彼は当初の契約を全うしてくれた。闘争心があり、素晴らしいチームメイトでもあったし、素晴らしいヤンキースの選手だった。私たちの目標を達成するためにすべてをやってくれたと感じている。彼は素晴らしい競争者だった。気品と尊厳を持って日米のメディア、私たちのファン、ベースボールファンにも接してくれた。我々にとって大きな損失だが、日本での幸運を祈っている。私が言えることは、私たちは常に補強の機会を検討しており、ドアが閉まることはない。ただ、私は彼の幸運を願っている。代わりを見つけるのは難しい。彼は最高級の人間だから、選手たちは彼と硬い絆を築いてきた」

 ――信頼度の高い田中ではなく、故障明けのクルバー、タイロンの両先発右腕と契約した理由は。
 「2021年のシーズンを戦うにあたり、これが最善の道だと思った。1人分の価格で2人を獲得できれば、それがより良い戦略かもしれない。どうなっていくかはわからない。残念ながら、同時に全員をキープすることはできない」

 ――田中側と再契約の交渉をしたか。
 「(田中の代理人の)ケーシー・クロース氏と早い段階で何度か話した。それ以上詳しくは話せない。クルバーとタイロンへの投資がうまくいくことを願っている」
 
 ▼アーロン・ブーン監督
 「マサ(田中)には昨日、テキストメッセージを送った。チーム内であれほど重要な存在で、私がここに来るよりも前からいた選手を失うと感情的になる。数年にわたってマサの監督になれたこと、チームメイトになれたことは特権だった。彼はヤンキースで素晴らしいキャリアを過ごした。いなくなるのを寂しく思う。彼は日本に戻って成功するはずだ」

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2021年1月30日のニュース