センバツ21世紀枠4校目は決選投票…富山の連合チーム初切符ならず

[ 2021年1月30日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会出場校発表

オンラインで開かれた選考員会であいさつする日本高野連の八田会長(左奥)
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 【選考過程】最も長い時間を要したのは近畿で、4強に加え、5校目に地域性も加味して神戸国際大付を選出。最後の6校目は天理と智弁和歌山を比較し、前田正治委員長は「各県での戦いまで検討した」と話した。天理は近畿優勝の智弁学園を破り優勝、智弁和歌山は市和歌山に昨秋3度敗れていた。

 関東・東京の最後のイスは東海大相模と日大三の比較で、井上明委員長は「日大三は大会が進むにつれ、打撃面で精彩を欠いた」と東京準決勝、決勝での貧打を指摘。硬軟自在な攻撃力を見せた東海大相模に落ち着いた。

 東北2校目の柴田は3県の1位校を撃破した点を評価。前田委員長は花巻東との比較でも「全会一致で柴田だった」と話した。
 21世紀枠は東日本で八戸西、西日本で東播磨を選出した後、3校目は具志川商。4校目は議論が白熱し、決選投票の末、三島南が連合チームの富山北部・水橋を上回った。(内田 雅也)

 【センバツアラカルト】☆初出場 昨年より5校多い10校。春夏通じて初は柴田、京都国際、聖カタリナ学園、大崎、八戸西、三島南、東播磨、具志川商の8校。

 ☆最多出場 中京大中京の32度目。県岐阜商が30度目で続く。

 ☆お久しぶり 最長は宮崎商の52年ぶり。

 ☆優勝経験校 春の優勝校は常総学院、東海大相模、中京大中京、県岐阜商、敦賀気比、智弁学園、大阪桐蔭、天理の8校。夏だけの優勝校は明徳義塾。

 ☆アベック出場 宮城から2校選出されるのは01年の仙台育英、東北以来20年ぶり。

 ☆悔しさをバネに 中止になった昨春に続く選出は仙台育英、高崎健康福祉大高崎、東海大相模、県岐阜商、中京大中京、大阪桐蔭、智弁学園、天理、鳥取城北、広島新庄、明徳義塾、明豊の12校。

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