【楽天・田中会見一問一答(1)】「悩んで悩んで悩み抜きました」今は「ワクワクを抑えられない」

[ 2021年1月30日 18:15 ]

入団会見で様々な表情を見せる田中将(撮影・篠原岳夫)
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 ヤンキースからFAとなり、2013年以来8年ぶりに楽天への復帰が決まった田中将大投手(32)が30日、都内のホテルで会見した。会見には三木谷浩史オーナー(55)が同席する異例の待遇。立花陽三球団社長(50)、石井一久GM兼監督(47)も顔をそろえ、豪華な布陣での会見となった。

  ――今の心境は?
 田中「とてもワクワクしています。またみなさんの前で、日本の野球ファンの前で投げられる。もうワクワクを抑えられていない状態ですね。7年離れていた。成長した姿をお見せできればと思っています」

 ――田中投手をチームに迎える意義は?
 石井監督「最初は自分の調整を、いろいろなことをアジャストしないといけない時期だと思う。7年アメリカでやっていたので、周りの選手は見ている。背中を見せてくれれば十分かなと。若い子もついてくると思う」

 立花社長「まず、田中投手が最終的に決意してくれたことに感謝したい。仙台の全国のファンの声が届いたと思っている。スポーツ界、厳しい経営状態です。今年も厳しい状態だと思います。石井GMと僕と相談して、三木谷オーナーに相談に上がった。“絶対に獲れと”いう言葉をいただきました。この決断はなかなかできる環境下ではなかった。厳しい判断だったと思う。ご縁を感じつつ、何とか優勝してファンの方に恩返ししたい」

  ――楽天を選んだ理由は?
 田中「自分自身、FAになった瞬間、タイミングでは、僕の考えでは、正直な話をするとヤンキースと再契約してプレーしたい思いはあった。しかし、かなり早い段階で、代理人を通じてお話を聞いている中で、これは別々の道を歩まないといけないんだなと。さまざまなことを考えた。今まで考えたことないくらい、考えて悩んで悩んで悩み抜きましたが、どういう環境で野球がしたいのかが一番だったので。これからアメリカの方からもどういうオファーがあったとかお話が出てくると思うが、コロナ渦の厳しい状況の中、7年間向こうでプレーしたことを評価していただき、大きなオファーもありました。ですが、自分はイーグルスでプレーして、また日本の方々の前で投げるものを上回るものはなかったので、こういう決断に至りました」

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2021年1月30日のニュース