マー君、楽天復帰で注目対決は? NPB不在の7年間で猛者ズラリ誕生!

[ 2021年1月30日 06:30 ]

楽天時代の田中将大
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 田中将大投手(32)が、8年ぶりに古巣の楽天に復帰する。ヤンキースに在籍していた14年からの7年間には、日本球界にも新たなスターやスター候補生が誕生した。注目の対戦を、打者編、投手編それぞれでスポニチ本紙がピックアップした。

 【打者編】
 ☆獅子おどし打線 18、19年本塁打王の山川、19年首位打者&MVPの森、19年26本塁打の「アップルパンチ」外崎ら、西武の若き主力の多くは対戦経験がない。「よくばり君」ことドラフト1位の渡部も1軍に昇格した際には、中村も交えた超重量打線が田中打ちに臨む。

 ☆若き大砲 昨季87試合で4番を務めるなどブレークしたロッテ・安田、06年夏の甲子園決勝をスタンドで観戦していた早実出身の清宮ら、若き甲子園のスターとのガチンコ対決も見ものだ。清宮は「バリバリのメジャーリーガーのイメージ。対戦できるのであれば光栄」と胸を借りるつもりでいる。

 ☆スピードスター 昨季13試合連続盗塁の「世界記録」を樹立したソフトバンク・周東、周東と同じ育成出身で23盗塁とブレークしたロッテ・和田らは、打席だけでなく、出塁時の攻防も必見。18年に日本投手で初めてゴールドグラブ賞候補に挙がった田中はけん制も屈指の技術を誇る。

 ☆セ・リーグも レギュラーシーズンでは交流戦しか対戦機会はないが、昨季本塁打、打点の2冠王に輝いた7年目の巨人・岡本和は、小学生時代のチームメート・坂本勇とともに迎え撃つ。3年目の昨季に4番として一本立ちしたヤクルト・村上は、宝刀スプリットをどう攻略するか。

 ☆侍JAPAN戦士も 田中は東京五輪のメンバーに選ばれることが有力なオリックス・吉田正、広島・鈴木誠とも対戦経験がない。侍ジャパンのエースと主砲でチームメートになる可能性がある中、幾多のメジャーの強打者と相まみえてきた右腕との勝負は、興味深いものになりそうだ。

 【投手編】
 ☆鷹の投手陣 ソフトバンク・千賀は田中が先発した13年8月30日の楽天戦でリリーフ登板したが、先発対決は未経験。最多勝を獲得している東浜、石川も投げ合ったことはない。

 ☆エース対決の意地 ロッテ・石川、美馬、オリックス・山本、山岡、日本ハム・上沢らも未対決。ロッテ・美馬は13年日本シリーズMVPの元同僚だ。巨人・菅野とはシリーズで投げ合い敗れたが交流戦での対戦はない。

 ☆甲子園V腕  西武の高橋、今井、ロッテ・小島らが甲子園で優勝。高橋は前橋育英の2年生だった13年夏に日本一。下級生優勝投手は05年の田中(駒大苫小牧)以来だった。98年に横浜で春夏連覇した松坂(西)とも過去に対戦がない。

 ☆夫人がハロプロ 田中の夫人は元カントリー娘。の里田まい、日本ハム・杉浦の夫人は元モーニング娘。の紺野あさ美で、夫人が並んで夫を見守る日が来るかも。なお、同じく元モーニング娘。の石川梨華が夫人の巨人・野上とは、既 に投げ合っている。

 ≪マー君撃ちの筆頭は日本ハム・中島≫田中と10打席以上対戦している選手で最も打率がいいのは中島(日)で・462(13 打数6安打)。浅村(楽=・435)、鳥谷(ロ=・409) も4割以上だが、浅村は今季チームメートだ。本塁打トップは中村(西)の6本。複数本塁打は他に中島(巨=3本)しかいない。苦手としているのは近藤(日)で12、13年の2年間で11打数ノーヒットだった。

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