阪神・井上 人生初の沖縄でスカッと2発 注目ドラ1佐藤輝の直後 「身の入った練習できた」

[ 2021年1月30日 05:30 ]

<阪神沖縄合同自主トレ> 笑顔でノックを受ける井上(左)と佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 高卒2年目で宜野座キャンプ初参加となる阪神・井上も、大器の片鱗(へんりん)を見せつけた。初めてのかりゆし宜野座でのフリー打撃は、36スイングで左中間とバックスクリーン左へ1発ずつの柵越え2本。今後は右方向の打球も増やし、広角に長打を打てるところをアピールする意気込みを口にした。

 「広い球場でやっと練習ができるってことだったんで、しっかりと身の入った練習ができたかなと思います。もっと右中間方向の打撃を増やしていければと思います。始めはちょっと力みもあったんですけど、途中から中堅方向中心にいい打球が打てたんで、それを続けられるように」

 直前の組でルーキーの佐藤輝がバックスクリーンへの衝撃弾を連発。評判通りのパワーに舌を巻いたが、プロでは先輩にあたるだけに負けていられない。寒い鳴尾浜球場での自主トレでは屋外フリー打撃をしなかっただけに、いよいよこれからエンジン全開だ。

 「ずっと室内でしかバッティングできなかったので、リフレッシュというか、自分の気持ちも楽になる。もっとここでうまくなりたいなという気持ちが芽生えました」

 同期の西純と並んで最年少19歳での宜野座抜てきは、矢野監督をはじめとした首脳陣の期待の表れに他ならない。佐藤輝も加わった外野の定位置争いはし烈を極めても、近本、糸井、高山ら左打者が多い中で右打ちというアドバンテージがある。昨季2軍戦では4番を張り続けた和製大砲候補が、人生初上陸の沖縄を飛躍の地とする構えだ。 (山添 晴治)

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