マー君会見 「アメリカでやり残したことがある」も「腰掛けではなく、日本一を獲りに行きたい」

[ 2021年1月30日 17:17 ]

入団会見で様々な表情を見せる田中将(撮影・篠原岳夫)
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 ヤンキースからFAとなり、2013年以来8年ぶりに楽天への復帰が決まった田中将大投手(32)が30日、都内のホテルで会見した。会見には三木谷浩史オーナー(55)が同席する異例の待遇。立花陽三球団社長(50)、石井一久GM兼監督(47)も顔をそろえ、豪華な布陣での会見となった。

 「楽天を離れた時にいつかこういう日が来ると思っていたか?」と問われると、田中は「誤解を招いたり、話題が1人歩きするもの嫌だったので、かたくなに答えてこなかった」と告白。「大前提として楽天イーグルスからオファーをいただけなければ戻りたくても戻れない。また必ず日本に帰って来て、楽天イーグルスでキャリアの晩年ではなくて、良いタイミングで日本でバリバリと投げたいなという思いは初めからあった」と振り返った。

 8年ぶりに背番号18番を背負うことについては「18番という背番号を付けてプロの野球選手としてキャリアをスタートした。18番はエースナンバーという印象があるので、以前背負っていたから付けるのではなくて結果、姿で示したい」と意気込んだ。

 さらに契約について「2年という契約になっているが、1年終わった段階で球団とお話をする機会を設けていただいているので自分でもどうなるかは分からない」として「アメリカでやり残したことがあると思っているので、自分としての選択肢、オプションは完全に捨て去りたくなかった」と正直な思いを明かした。しかし「決して腰掛けなどではなく、本気で日本一を獲りに行きたい。イーグルスでプレーしたいを心から思っての決断。生半可な気持ちではどこの世界でも成功できないので、しっかりとまずは今シーズン全力で戦いたい」と決意を口にした。

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