マー君、投球の幅広がり「精神的な余裕につながった」 18日Bジェイズ戦先発へ

[ 2020年9月17日 15:45 ]

11日のオリオールズ戦に登板したヤンキースの田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(31)が16日(日本時間17日)、17日(同18日)の本拠地ブルージェイズ戦先発を控え、オンライン会見で取材対応した。

 今季は7月のサマーキャンプ中に打球を頭部に当てて出遅れたが、過去4戦連続で2失点以内と好調。変幻自在に動かすスライダー、宝刀スプリットだけでなく、11日のオリオールズ戦ではこれまで使うことが少なかったツーシームを多投するなど、制球力に裏打ちされた幅広い投球はさらに磨きがかかった。田中本人も「今の方が間違いなくいろいろなボールをいろいろな使い方ができている。だから自分のピッチングが窮屈にならない。いろんなオプションがあるから、精神的な余裕にもつながっているかなとは思います」と手応えを口にした。

 一時は不振でポストシーズン進出に黄信号が灯ったヤンキースだったが、7連勝と再び上昇中。大砲スタントン、内野手ウルシェラに続き、負傷者リスト入りしていた主砲ジャッジも16日のゲームから復帰し、チームの雰囲気はさらに盛り上がりそうだ。

 ア・リーグ東地区で2位に浮上したヤンキースはそろそろポストシーズンもにらんだ戦いになるはず。15日にはアーロン・ブーン監督も「ゲリット(コール)とマサ(田中)には何があろうとポストシーズン第1ラウンドで投げてもらう」と述べていた。17日の登板でも安定した投球を続け、田中もシーズン終盤、ポストシーズンに向けてさらに弾みをつけたいところだ。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

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2020年9月17日のニュース