代打率・438 広島・長野 連勝呼んだ2点タイムリー「翔太、ナイスラン。ありがとう」

[ 2020年9月17日 05:30 ]

セ・リーグ   広島9―2中日 ( 2020年9月16日    マツダ )

6回2死満塁、代打・長野は左前に2点適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 広島・長野久義外野手(35)が16日の中日戦で渾身(こんしん)の一振りで連勝を呼んだ。2点差に迫られた直後の6回2死満塁で代打登場し、左前へ2点適時打。貴重な追加点をたたき出し、代打率・438(16打数7安打)へ上げた。大盛の台頭で途中出場が増える中、1打席勝負での貢献が光る。

 2点差に迫られた直後の6回1死満塁を、佐々岡監督は「(相手の)追い上げムードの中で勝負をかけた」と振り返った。4回にソロ本塁打を放っていた磯村に代えた坂倉が空振り三振。2者連続の代打として打席に向かう長野にとっては、さらなる重圧がのしかかる場面に変わった。
 空振り、ボールで迎えた3球目だった。藤嶋のフォークを強振して三遊間を破り、二塁走者・堂林が間一髪で生還する2点適時打となった。
 「みんながつないで、つくってくれたチャンスだったので還すことができて良かった。(堂林)翔太、ナイスラン。ありがとう」
 相手の反撃ムードを断ち切る一打は、指揮官から「一番大きかったのは、やっぱり長野かな。非常に良かった。2死からの一打。あのままだったら流れが怖かった」と真っ先に勝因に挙げられた。
 今季は代打で16打数7安打6打点の好成績を残す。代打出場が20試合以上に限れば、代打率・438はリーグトップだ。10~18年の巨人時代で66度しかなかった代打出場が今季のみで21度を数える。決して経験豊富とはいえない途中出場とあって、移籍1年目の昨季の代打成績は30打数6安打(同・200)と悩んだ中、今季は1打席限定でも勝負強さが光っている。
 8月序盤に3割中盤を誇った打率は、現在・259にまで落ち込んでいる。その間に、大卒2年目の大盛が同・340と存在感を高めて、3試合連続での代打出場となった。
 この日の外野陣は、大盛が初回先頭の安打で先制点につなげ、ピレラが2試合連続の決勝打を放った。西川の離脱で空いた1枠に対して、実績上位の長野に譲る隙を見せない活躍ぶり。チーム内の競争意識が13安打9得点の猛攻につながった。
(河合 洋介)

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