ソフトB・中村晃 恩人の川村氏にささぐ通算1000安打「もっともっと生きて欲しかった」

[ 2020年9月17日 21:22 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―1日本ハム ( 2020年9月17日    札幌D )

<日・ソ>9回無死一塁、内野安打を放つ中村晃(撮影・高橋茂夫)
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 ソフトバンクの中村晃外野手(30)が9回、無死一塁で三塁内野安打を放ち史上308人目となる通算1000安打を達成。次打者のグラシアルのタイムリーにつなげる貴重な安打を放った。

 「バントを失敗した後だったので、なんとか次の塁にランナーを進められるバッティングができればな、と思っていました」と語った中村晃。自律神経失調症や腰痛に苦しんだ昨年の苦難を乗り越えて、プロ13年目での節目の到達に「どんな時も使ってくれた監督に感謝したい」と語り、さらに「試合に出れないときにも支えて下さったスタッフの皆さん、僕に関わる全ての人たちに感謝したいと思います」と続けた。

 前日16日に、3軍コンディショニング担当の川村隆史氏が遠征先の神戸市内でくも膜下出血で死去した。中村晃にとっては「本当に、入団して合同自主トレの時から、僕が18歳の時から選手に寄り添って支えて頂いた」関係で、昨年はSNSで2人で踊る動画を投稿するなど、親交が深かった。

 この日、チームは左腕に喪章を付けて試合に臨んだ。その大切な試合での1000安打達成。川村氏のことを聞かれた中村晃は「本当に選手だけじゃなくて、スタッフの方もたくさんお世話になった方の訃報だったので、本当に皆辛かったですし、もっともっと生きて欲しかった。でも、川村さんが望むことは、僕らが元気で野球をして、明るい姿を見せていくことだと思っている。本当に辛いですけど、選手だけじゃなく、皆で川村さんの分まで頑張って生きていきたいと思います。本当にこれからも野球選手として長く続けることが川村さんへの恩返しになる。川村さんも見ていてくれると思うので、皆で頑張っていきたいと思います」と一言、一言、言葉をかみしめるように語り、3年ぶりのリーグ優勝へ決意を新たにしていた。

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