“社会人No・1”トヨタ自動車・栗林、7回零封10K!12球団スカウト35人集結

[ 2020年9月17日 05:30 ]

都市対抗野球2次予選 東海第1代表決定トーナメント1回戦   トヨタ自動車9-2東邦ガス ( 2020年9月16日    岡崎市民 )

<トヨタ自動車・東邦ガス>7回無失点のトヨタ自動車・栗林(撮影・井垣 忠夫)
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 今秋ドラフト1位候補のトヨタ自動車・栗林良吏投手(24)が16日、東邦ガスとの第1代表決定トーナメント1回戦に先発し、7回を2安打無失点で初戦勝利に貢献した。

 最速153キロを誇る社会人No・1投手を見るため、ネット裏に12球団計35人のスカウトが集結。右腕は注目度の高さにも「勝つことだけを考え、初回から飛ばした」と投球に集中した。最速で150キロを計測した直球を軸にカーブで緩急をつけ、カットボール、フォークを織り交ぜた。多彩な球種で相手に的を絞らせず「2ストライクからは三振がベスト」と10奪三振。三塁すら踏ませなかった。

 ヤクルトの小川淳司GMが「全てにおいて完成度が高い」と評価すれば、中日の松永幸男編成部長は「(ドラフト1位の)12人では間違いなく消える」と断言するほどだ。

 今回の2次予選は10月26日に行われるドラフト前、最後の公式戦。栗林は理想の投手にトヨタ自動車の先輩にあたり、同じ右腕の日本ハム・金子、中日・吉見の名前を挙げ「超えられるように頑張りたい」と誓った。

 ◆栗林 良吏(くりばやし・りょうじ)1996年(平8)7月9日生まれ、愛知県出身の24歳。小学2年から野球を始め、佐織中では「藤華クラブ」に所属。愛知黎明では2年秋から本格的に投手を務め、甲子園出場なし。名城大では通算32勝。2年秋、3年春夏、4年秋にベストナイン。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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2020年9月17日のニュース