ソフトB・川村隆史氏が急死…3軍コンディショニング担当 工藤監督涙「つらい」

[ 2020年9月17日 05:30 ]

17年11月、DeNAとの日本シリーズの試合前に円陣の中心でナインを鼓舞するソフトバンク・川村コーチ
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 ソフトバンクは16日、3軍コンディショニング担当の川村隆史(かわむら・たかし)氏が遠征先の神戸市内でくも膜下出血で死去したと発表した。55歳。大阪府出身。川村氏は大体大、ダイナミックスポーツ研究所を経て、92年にダイエーのトレーナーとして入団。96年からコンディショニングコーチを務め、今季は3軍を担当していた。あす18日の葬儀・告別式は近親者で営む。喪主は妻千重(ちえ)さん。

 川村氏はナインのコンディション維持に尽力するだけでなく、明るい人柄でチームを盛り上げ、選手やスタッフからの信頼も厚かった。1軍コンディショニング担当だった17年のDeNAとの日本シリーズでは水泳キャップをかぶって円陣の声出しを務めるなど、ナインの緊張感を和らげた。

 球団から首脳陣には札幌ドームでの日本ハム戦前に訃報が伝えられ、試合後に緊急ミーティングで選手たちにも伝えられた。気丈に采配を振り、天国に白星を届けた工藤監督は「僕が(95年に西武から)ダイエーに来たときにコーチをやっていて、いろいろ話もしましたし、トレーニングも見てもらった。こういう形でお別れするのはつらい」と涙を流した。

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2020年9月17日のニュース