ロッテ3年目・和田 支配下!陸上部出身、OP戦で“神生還” 歩む周東の道「しっかりとアピールを」

[ 2020年6月2日 05:30 ]

ロッテと支配下登録を結び背番号63を披露する和田(球団提供)
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 ロッテは1日、育成選手の和田康士朗外野手(21)と支配下選手契約を結んだと発表した。年俸は420万円で、背番号は「122」から「63」に変更される。入団3年目。前日、ZOZOマリンで行われた紅白戦後、球団から伝えられ「やっとスタートラインに立てた。足が一番評価してもらった部分だと思う。しっかりとアピールしていきたい」と意気込んだ。

 「第2の周東」だ。ソフトバンクの「足のスペシャリスト」は同じ育成から侍ジャパンへと駆け上がった。50メートル5秒8を誇る和田は昨季2軍で23盗塁を記録した。今春は3月1日の楽天とのオープン戦で、1―2の8回から代走で出場し、1死三塁から二ゴロで生還。前進守備の中で野選を誘い、同点の生還。松本尚樹球団本部長は「あのような走塁を期待している。和田も周東選手ぐらいになりたいと思って、今春キャンプに入ったのではないか」と評価した。

 埼玉・小川高時代は陸上部に入部。走り幅跳びを始めてわずか2カ月で県大会出場。ただ、野球熱が燃え上がり、1年冬に退部し、地元のクラブチームで硬式野球を開始。BCリーグ・富山を経てプロ入りした異色の経歴を誇るが「プロになったらキャリアは関係ない。結果を出すしかないので、そこは気にしない」と力を込める。

 井口監督は「試合数と同じ数の盗塁をする」と今季目標を掲げる。最大120試合なら120盗塁だ。コロナ禍による異例なシーズンを勝ち抜くために、型破りな人生を歩んできた21歳が快足を武器に新たな力となる。(横市 勇)

【和田 康士朗(わだ・こうしろう)】
 ☆生まれとサイズ 1999年(平11)1月14日生まれ、埼玉県東松山市出身の21歳。1メートル85、72キロ。左投げ左打ち。

 ☆球歴 小4から野球を始め、東松山北中では野球部。小川時代は野球部に入らず、都幾川倶楽部硬式野球団でプレー。卒業後はBC・富山に入団し、巨人、近鉄などで活躍した吉岡雄二監督(現日本ハム2軍打撃コーチ)の指導を受けた。17年育成ドラフト1位でロッテ入団。

 ☆家族 6人きょうだいの4番目。幼少時代はTBS「筋肉番付」の影響を受け、腹筋合戦などを行っていた。支配下登録された第一声は「両親に感謝の気持ちを伝えたい」。

 ☆愛称 「和ギータ」。細身な体に似合わずソフトバンク・柳田のような豪快なスイングが特徴で、そこから由来する。BC・富山時代に同僚で元ソフトバンクのバリオスから命名された。

 ☆ゲーム友達 3歳年下のドラフト1位・佐々木朗とは、さいたま市内の球団寮でゲームを興じる間柄。

 《昨季盗塁数4位》○…ロッテの昨年のチーム盗塁数は75でリーグ4位。トップは西武の134盗塁で59個も差があった。リーグ最多盗塁は58、65、67、87、88、05年と6度。盗塁王は西田孝之、西村徳文、小坂誠、西岡剛の4人が延べ9度獲得しているが、06年の西岡が最後となっている。ちなみにロッテは代走専門選手として68年ドラフト9位で陸上の五輪代表選手だった飯島秀雄を指名、獲得したこともある。

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