阪神・高山 待望の今春1号「打つポイントが前になりながら打てたのは自分の幅が広がった」

[ 2020年2月21日 05:30 ]

練習試合(特別ルール)   阪神9―1楽天 ( 2020年2月20日    宜野座 )

<神・楽>4回無死、ソロ本塁打を放ち、ボーア(中央)らナインとハイタッチをかわす高山(撮影・北條 貴史)
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 阪神の高山は甘い球を逃さなかった。レギュラー奪取への強い思いを乗せた打球が右翼芝生席まで届き、待望の今春1号になった。両軍唯一のアーチを描き、しっかりアピールした。

 「ホームランで自分の価値が上がる訳ではないですが、打つポイントが前になりながら打てたのは自分の幅が広がったと思う。しっかり振り切れたのが良かった」

 4回先頭。カウント1―1から真ん中付近で少しだけ沈んだ釜田のツーシームを泳ぎ気味の態勢でバットの芯に乗せた。初回2死一塁では直球を打ち上げて三邪飛。5回1死一、二塁では鋭い中飛を好捕された。結果として残ったのは1安打でも、矢野監督に強く印象づけた。

 「練習に対する姿勢とか、本当に何とかしてやるんだという思いが一番出ているのは、俊かもしれないなっていうぐらい気持ちを込めている。それが伝わっています」

 今春は7度の実戦を終えて25打数5安打。数字以上の存在感を残してきた。22日からは3日連続でオープン戦が組まれ、同じ外野の左翼の福留、右翼の糸井も登場を予定。「今まで以上にやっていかないと厳しい」と結果と内容両方のさらなる上積みを期した。

 オフは体にキレを出すため瞬発系のトレーニングに重点的に取り組み、激しい競争に備えた。今春キャンプでも連日居残りでマシン打撃に励むなど、自分から限界を決めずに己と向き合ってきた。猛虎外野陣の両翼に君臨する両ベテランを向こうに回して「負ける気はない」と明確に言葉にした以上、ふがいない姿は見せられない。

 宣言通り世代交代の春にできるかどうか。4月で27歳を迎える勝負の5年目。もう若手ではない。真価を問われる戦いへ、自らの一撃で弾みをつけた。(長谷川 凡記)

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