セ覇者・巨人は黒星発進 阿部先制弾も空砲 山口、父の命日に痛恨の逆転2ラン被弾で敗戦投手に

[ 2019年10月19日 21:59 ]

SMBC日本シリーズ2019第1戦   巨人2―7ソフトバンク ( 2019年10月19日    ヤフオクD )

<ソ・巨>6回裏1死一、三塁、デスパイネに死球を与え、ガックリと汗を拭う山口(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 SMBC日本シリーズが19日、ヤフオクドームで開幕し、5年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした巨人はパ・リーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がってきたソフトバンクに2―7で敗れ、痛恨の黒星発進となった。

 「ON対決」以来19年ぶりの日本シリーズでの顔合わせ。巨人は今季限りで現役を引退する阿部が2回に入った第1打席の初球を右中間へソロ本塁打して先手を取り、幸先のいいスタートを切った。

 だが、その裏。プロ14年目で日本シリーズ初登板となった先発右腕・山口がグラシアルに左中間へ逆転2ランを浴び、6回にも犠飛で1点を失って降板。

 7回にはこの回から登板した2番手・マシソンが先頭の松田宣に左中間二塁打されると、内川の犠打で1死三塁とピンチを招いた。ここでソフトバンクが代打・長谷川勇を告げると、原監督もすかさず3番手の左腕・田口にスイッチ。すると、ソフトバンクも代打の代打に川島を送り、田口が川島をストレートの四球で歩かせると、二盗成功の後で牧原に2点適時打を許して痛恨の2失点。田口はさらに今宮、柳田に連打を浴びて2/3回で13球を投げ3失点という結果となった。

 9回には大城がソフトバンク守護神・森から右越えソロを放って1点を返したが、そこまで。6安打でソロアーチ2発による2得点のみという完敗だった。レギュラーシーズンで15勝4敗、勝率・789、188奪三振とセ・リーグで3つのタイトルを獲得した山口は6回5安打3失点で敗戦投手に。9年前に他界した父・久さんの命日に悔しい敗戦投手となった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月19日のニュース