阪神1位の創志学園・西 ガッツだけじゃなく「スマイル」も武器!指名あいさつ受け活躍誓う

[ 2019年10月19日 05:30 ]

指名あいさつを受け、矢野監督(左)からサイン入りのドラフト会議IDをプレゼントされる、阪神ドラフト1位の創志学園・西純矢(撮影・成瀬 徹)
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 阪神からドラフト1位指名された創志学園・西純矢投手(18)が18日、岡山市内の同校で矢野監督らの指名あいさつを受けた。派手な「ガッツポーズ」を注目される中、気配りの「スマイル」も特長として自ら強調。昨秋から取り組むメンタルトレーニングで培った精神力を武器に座右の銘に掲げる「一以貫之(いついかんし)」の実践を誓った。

 代名詞は「ガッツポーズ」だけではない。西は「スマイル」も大切な武器とすることを自ら強調した。

 「去年の秋からメンタルトレーニングを取り入れた。チームメートとのコミュニケーションだったり、マウンドでの表情もプラスになることを考えてやってきた。そこは変わらずにやっていけたら」

 2年生エースとして出場した18年夏の甲子園大会では闘志あふれる投球を披露した一方、打者を抑え込む度に見せたガッツポーズを高野連から注意され、周囲からも相手に対する配慮に欠けると指摘された。

 昨秋の中国大会準決勝では自分や味方のミスにいら立ち、自滅する形で広陵に完敗。感情むき出しの姿勢からの脱却を期し、専門家に師事する形でメンタルトレーニングを取り入れて心を見つめ直した。以来、ガッツポーズを控え、マウンドから味方に声をかけることも増えた。今夏の岡山大会準決勝で力投及ばず敗退した際も笑顔で仲間を気遣った。

 1位指名を受けた翌日、初対面した矢野監督からは「ガッツポーズもしていい」と言葉をかけられた。「自分を鼓舞するじゃないけど、そういった感じでピンチの場面でガッツポーズをできたらいい」。感情をコントロールできるようになったからこそ“解禁”を決めた。自分や周りを奮い立たせるためだ。

 「今のままでは全然通用しない。ここからが自分の野球人生の勝負だと思う。一回りも二回りも大きく成長できたらいい」

 9月にU18W杯を終えてからは「一以貫之」を座右の銘として掲げるようになった。「論語」からの引用で、「一つの思いを曲げずに貫き通す」の意味を持つ。西にとっての「一つの思い」とは勝負師として「負けたくない」という強い気持ちに尽きる。

 「(矢野監督は)楽しむというのが一番難しいと言われていた。そこを大事にしながらも、たまにはガッツポーズすることもあると思う。勝利に貢献できるように頑張っていければ」

 新たな教えも胸に刻み、猛虎次代のエース候補は再び立つ甲子園球場のマウンドでどんな表情を見せるのか。今から楽しみだ。(長谷川 凡記)

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