阪神・矢野監督、オーナー報告で来季打倒巨人誓い マルテ&新助っ人「W大砲」構想

[ 2019年10月19日 05:30 ]

 オーナーへの報告後、会見を行う矢野監督(撮影・亀井 直樹)
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 阪神・矢野燿大監督(50)が18日、大阪市福島区の阪神電鉄本社で藤原崇起オーナー(67=阪神電鉄会長)に今季終了を報告した。驚異的な粘りでクライマックス・シリーズ(CS)に進出した一方、ファイナルステージ(S)では巨人に完敗。宿敵打倒へ来季は開幕から「W助っ人砲」態勢で臨む構想が判明し、藤原オーナー、揚塩健治球団社長(58)はともに補強のバックアップを約束した。

 奇跡的な6連勝フィニッシュでCS進出を果たし、貯金1の3位で終えた就任1年目。結束力や粘り強さ、ブルペン陣のレベルの高さを証明した一方、CSファイナルSでは巨人との力差をまざまざと見せつけられた。藤原オーナーへの報告を終えた矢野監督は改めて“G倒”への決意を言葉にした。

 「選手たちみんなと一緒に戦えたシーズンでしたけど、CSファイナルでジャイアンツに負けた悔しさがより大きくなって。来年ジャイアンツを倒したいな、という思いが強くなってきています」

 宿敵との最大の差は、やはり打力。今季の総得点は巨人の663に対して阪神は538。本塁打は同183本の約半分の94本だった。球場の違いはあるとはいえ、CSファイナルSでも4試合で計7発に対して2発に終わったパワーの差は明らかだった。

 球団が温めているのが来季開幕からの「W大砲」構想だ。後半戦は4番に定着し、打率・284、12本塁打、49打点を残したマルテは残留が決定的。加えて今オフはより長打力のある助っ人の獲得を目指している。今季も得点力不足を受けて7月にソラーテを緊急補強し両助っ人併用も試みたが、打力もさることながら守備力や練習態度に大きな問題があって不発に終わった。

 調査不足の面もあったソラーテの失敗を受け、来季は開幕からマルテと共存できる大砲を軸に新助っ人を調査中。揚塩球団社長は補強について「シーズン中から戦力補強の意向であったり、ポジションであったり、いろいろ聞いています」と矢野監督とも継続的に連絡を取り合っていることを明言した。

 指揮官も「阪神ファンの方は点を取ることが大好きだと思う。来季は点を多く取れる野球をしていきたいなと改めて思った」と誓った。まだ見ぬ新助っ人が就任2年目の大きなカギを握る。

 ○…阪神の開幕オーダーに外国人野手2人が名前を連ねるのは、3番三塁ヘイグ、5番一塁ゴメスだった16年が最後。17年0人、18、19年は1人だった。近年2度のリーグ優勝時では03年は6番三塁アリアスのみ、05年は3番一塁シーツ、6番右翼スペンサーの2人が先発した。

 ○…近年のW助っ砲の成功例としては中日に1ゲーム差の2位だった10年が挙がる。開幕戦から1番右翼マートン、7番一塁ブラゼルの2人が出場。マートンは当時のプロ野球新記録となる214安打に17本塁打、91打点、ブラゼルは自己最多の47本塁打と117打点の活躍で、「平成のダイナマイト打線」と呼ばれた強力打線の一角を担った。

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