初芝立命館 大量リード許すも降雨ノーゲーム、楠本監督「運が良かったと捉えたい」

[ 2019年10月19日 11:50 ]

2019年度 秋季近畿地区高等学校野球大会   初芝立命館―智弁和歌山(2回降雨ノーゲーム) ( 2019年10月19日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁和歌山・初芝立命館>降雨ノーゲームとなり引き揚げる初芝立命館ナイン(撮影・亀井 直樹)
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 初芝立命館にとっては幸運だった。2回に9点を失い、3回表の攻撃に向かう際に試合は中断。グラウンド状態等が考慮され、そのままノーゲームとなった。楠本雄亮監督は「隠すことなく、正直、運が良かった。ただこれも必要。運が良かったと捉えたい」と前を向いた。

 2回に打者15人、8安打を集められて9失点。圧倒的不利な状況は白紙に戻った。智弁和歌山打線について指揮官は「1イニングでウチの投手の配球、球筋をつかんで2イニング目についてきた」と言う。試合は20日に順延。「バッテリーの相手打者に対する攻め方、気持ち。やることは一緒だし、相手打者がどうしてきているかは分かったので、そこは修正したい。この雨を生かさないといけない」と気持ちを切り替えた。

 主将の毛利伽央主外野手(2年)はじめ、ナインに焦りはなかった。「点数を取られても1点ずつ返していこうと話をしていた」。野球部員はチーム方針で、校内や学校付近のごみ拾いなどに率先して取り組んできた。「運がつくような事をやってきたので…」。もう1度、強豪校に挑むチャンスを得た。

 選抜大会出場となれば、1975年以来、2度目で現校名では初めて。チーム一丸で仕切り直しの一戦に挑む。

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2019年10月19日のニュース