日本ハム・金子弌大、海外FAせず残留「来年も北海道のファンのみなさんのために、一生懸命頑張りたい」

[ 2019年10月19日 15:30 ]

海外FA権を行使せず、日本ハム残留会見を行った金子(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの金子弌大投手(35)が19日、札幌市内のホテルで会見を行い、保有する海外フリーエージェント(FA)権を行使せず残留することを表明。「来年も北海道のファンのみなさんのために、一生懸命頑張りたい」と意気込みを語った。

 オリックスを自由契約となって移籍した今季は様々な役割をこなし26試合で8勝7敗、防御率3・04。栗山監督には「自分は0勝でもいいからチームの優勝に貢献したい」と伝え、先発と2番手に短いイニングを任せる「栗山流オープナー」も務めるなど複数ポジションでフル回転した。練習姿勢は若手の手本となり、周囲に変化球の握りも惜しみなく伝授。15勝で初のタイトルを獲得した有原は「チェンジアップを投げる時の意識を教えてもらったりした」と振り返り、チームトップ65試合に登板した玉井も「見てるだけで勉強になった」と感謝する。

 来季年俸は1億8000万円で1年契約を結ぶ予定。数年前からメジャー挑戦の夢も持ち続けているが、新天地となった北海道やチームへの愛着、そして栗山監督や球団への感謝の思いも強いことから今回の決断に至った。5位からの巻き返しを狙う来季もフル回転し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献する。

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2019年10月19日のニュース