【京都】皆勤校・同志社、北嵯峨に善戦も無念 指揮官「ノーエラーでよく頑張った」

[ 2019年7月12日 14:02 ]

第101回全国高校野球選手権京都大会 2回戦   北嵯峨2―0同志社 ( 2019年7月12日    太陽が丘 )

<同志社・北嵯峨>惜しくも敗れ、ベンチ前で整列する同志社ナイン
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 全国に15校、京都に3校しかない第1回大会からの皆勤校のうちの1校、同志社はシード校の北嵯峨に善戦しながら、得点を奪えずに敗戦。それでも野村一成監督(33)は失策を犯さず締まった試合を展開したナインに「ノーエラーで本当によく頑張ってくれた。全ては僕の責任。ナイスゲームだった」とねぎらった。

 当初は9日にあやべ球場で初戦を迎える予定が、2日間も雨で流れた。コンディション調整が難しい状況下でも、集中力を切らすことはなかった。先発の山田陽大投手(2年)が6回2失点の粘投。後を継いだエースの田和涼太投手(3年)も3回無失点と実力を発揮したが、チャンスであと1本が出なかった。

 「超」のつく伝統校ながら、時代に合わせて柔軟に変化している。新入部員の数が減ってきたことから、昨秋9月のミーティングで髪形が自由となり、丸刈りでない部員もいる。湯川哲平主将(3年)もその一人だ。「初代女子マネージャーのOGの方にも『それでいいんじゃない』と言ってもらったり、練習試合でも他校の選手に『かっこいい』と言われたりする。選手がいいと思うなら、僕はそれでいいんじゃないかと思うんです」。周囲に流されず、信念を貫いた高校3年間だった。「OBの方がありがたいことにたくさんいてくださって、支えてもらった。去年は甲子園で入場行進までさせていただいた。それだけたくさんの方が応援してくださるので、僕たちがパイオニアになりたいという思いを持つことができた」と、髪形が自由となった経緯を振り返る。

 将来は、野球の指導者を志す。「選手の思いが一番、大事。教える立場になれたとしても、そういう気持ちは持ち続けたい」。爽やかな短髪でニッコリと笑顔を見せたが、自身は4打数1安打と納得の成績を残せず、初戦で敗れたことに「本当はめちゃくちゃ悔しいんですよ。泣きそうなんですけどね。秋の乙訓戦(市部2回戦)では自分のエラーが負けにつながって、試合後になっても情けない姿を見せてしまった。応援してくれた方が一人でも近くにいるときは、凜としていたいと思います」。温故知新の精神にあふれた令和という新時代の初代主将は、最後まで立派な佇まいだった。

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