【埼玉】春日部共栄 謹慎開けの本多監督復帰戦お預けも3発で快勝

[ 2019年7月12日 17:10 ]

第101回全国高校野球選手権・埼玉大会2回戦   春日部共栄9―1所沢 ( 2019年7月12日    大宮市営 )

<埼玉大会 春日部共栄・所沢>春日部共栄の指揮を執る植竹監督(右)(撮影・篠原岳夫)
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 春夏連続甲子園へ森飛翼(3年)、木村大悟(3年)、平尾柊翔(2年)の3本塁打で9―1とコールド発進した。6回無失点のエース村田賢一(3年)は「あまり調子は良い方ではなかった。きょうは70%くらい。全体的にはまだだだけど、ここから上げて行ければ…」と話した。

 本来は今夏から復帰した本多利治監督(61)が指揮するはずだったが、8日夜に高知在住の実母・本多弥恵子さんが99歳で死去したため、告別式に参列。代行監督として植竹幸一部長(49)が代行監督でベンチ入りした。

 1月に本多監督による部内暴力などが発覚し、日本学生野球協会から4カ月の謹慎処分を受けた。ただ学校側は複数の面談で謹慎明けの指導法を確認し、春季大会以降、復帰方針を固めた。もちろん選手の意向が第一だ。本多監督は石崎聖太郎主将(3年)に「監督として戻って良いか(他の部員に)聞いてくれ」と質問したという。ナインの意見は「夏、本多監督と戦いたい!」。あらためて謝罪した本多監督は「一緒に戦っていこう」と語りかけたという。

 6月11日に復帰以降、練習試合では指揮を執っている。「スピード感が何から何まで違った。普段の動きも引き締まっている」。村田は謹慎が解け半年ぶりに復帰した本多監督の存在感の大きさを明かした。

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