静岡高 小岩和音主将は10人兄弟妹「甲子園に出て勝って恩返しがしたいんです」

[ 2019年7月12日 05:00 ]

最後の夏を前に打撃にも力が入るリーダーで4番の小岩。
Photo By スポニチ

 第101回全国高校野球選手権静岡大会が13日、静岡市の草薙など県内10球場で再開する。4年ぶり25度目の甲子園出場を狙う名門・静岡高は、10人兄弟妹という主将で4番の小岩和音(あのん)捕手(3年)が攻守の要。清水西との初陣突破を機にノーシードからはい上がる。

 音楽好きの両親、兄弟妹9人の思いを背負ってラストサマーの舞台に立つ。「家族だけじゃないですが、結果として甲子園に出て勝って恩返しがしたいんです」と力を込めた。少子化が進む時代にあって、実に10人兄弟妹の2番目。上から長男・奏楽(かなで)さん(20)、三男・響輝(ひびき)さん(16)、四男・弦流(げんる)さん(15)、長女・歌姫(うたら)さん(13)、二女・心琴(ここと)さん(12)、五男・聖鈴(せれい)さん(11)、三女・麗律(れみり)さん(8)、六男・舞夢(まいむ)さん(6)、四女・風笛(ふうあ)さん(3)と続く。全て音楽にちなんだ名前でもある。

 当然、周囲からは驚かれる。林下清志氏(54=実業家)を追いかけたドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」や、大家族を題材にしたテレビも見てきた。しかし、どれもこれもハプニングものがほとんど。本人は「あくまでテレビなので」と前置きした上で「うちは波瀾万丈じゃなかったです。両親もしっかりしていますし、上が下を教える良い環境でした。成績もみな優秀で、学校でもリーダーをしています」と胸を張る。実際に今、静岡No・1の名門校野球部を統率する立場。「兄弟妹が多かったので、コミュニケーション能力は高められたと思います。話すことに抵抗はありませんし、主将として生かされていると思います」と笑顔がこぼれた。

 家族から「あっくん」と愛される二男は、まさに小岩家のヒーロー。今月7日の開会式当日、父・雅美さん(47=ヤマハ)と母・千恵さん(45)から、弟妹8人が画用紙に「今までやってきたことに自信を持って頑張ってね」といった激励の言葉を記した寄せ書きが届いた。昨秋の東海大会前などビッグイベント時の恒例行事。「めちゃめちゃうれしかったです」と本番前に最高のエキスを得た。勇姿を見せ、大家族を聖地へと導く。(小澤 秀人) 

続きを表示

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「第90回(2019年)都市対抗野球大会」特集記事

2019年7月12日のニュース