【大阪】5連合 敗れるも意地の2得点 山口主将「きょうは一番いい試合ができた」

[ 2019年7月12日 16:23 ]

第101回全国高校野球選手権 大阪大会1回戦   茨田・淀川清流・東淀工・扇町総合・南2―11渋谷 ( 2019年7月12日    豊中ローズ )

<大阪大会 五校連合・渋谷>7回コールド負けで初戦突破とはならなかった五校連合の選手たち (撮影・後藤 大輝)  
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 最終的にはコールド負けとなったが、全力を尽くしただけに悔いはない。主将を務めた東淀工・山口陸内野手(3年)は試合後「きょうは一番いい試合ができた。一人一人があきらめずに、やり切った結果」とあいさつ。目からは涙があふれた。

 意地が結集された場面は0―7の6回だった。1死一塁から、連合チームで唯一、扇町総合から参加する3番・鶴田大陽内野手(3年)が右越え二塁打。1死二、三塁として内野ゴロ、中前打で2点を返した。2安打を放ち、中軸としての存在感を見せた鶴田は「負けてしまったのは悔しいけど、2本打てたことの達成感はあります」と振り返った。

 ひた向きに練習を続けてきた。昨秋の新チームの時点で部員は1人。「くじけそうな時もあったけど、最後まで頑張ってやろうと思った」。安藤聡司監督(31)とマンツーマンの練習を続け、冬からは友人に打撃マシンの球入れなどを手伝ってもらった。監督は「公式戦でホームランを1本打ちたいという目標を持っていた。それに向かって頑張っていこうと話をした」と言う。スタンドには惜しくも届かなかった。だが、ひたむきな努力は右翼手の頭を越える二塁打となって表れた。ともに戦い続けた監督は「泣きそうになりました」と微笑んだ。

 主将も全力を尽くした。春季大会後に結成された5連合。合同練習は週末だけで1日2~3時間。限られた時間の中で積極的なコミュニケーションを取り、全員と会話することを心がけた。「一人、一人が合同でできることに感謝してプレーしました」。前日の夜、茨田・石井大輔投手(3年)からLINEが来た。「明日は頑張ろう―」。短い間でチームは確実に一つになった。

 鶴田の引退とともに扇町総合の野球部員はいなくなり、秋季大会は辞退することが決まっている。扇町商時代の1940年、51年と2度、選抜大会に出場した歴史ある学校。安藤監督は「OBも支えてくれていますし、歴史をつぶすわけにはいかない」と話す。来春に1年生部員が入部するまで、今度は監督が1人で歴史ある野球部を守っていく。

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