【東東京】都大島・荒田、ド根性151球完封!両足つってあわや棄権も…離島のエース投げ切った

[ 2019年7月12日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 東東京大会2回戦   都大島5―0明大中野 ( 2019年7月11日    明大球場 )

<都大島・明大中野>完封勝利の荒田
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)は11日、岩手などが開幕し、24大会で224試合が行われた。東東京では、都大島のエース荒田奏斗主将(3年)が両足をつりながらも続投。交代要員がおらず棄権すら覚悟したが野手の援護もあり、5安打完封で初戦を突破した。12日は栃木、石川、和歌山、広島が開幕し28大会235試合が行われる。

 都大島(東東京)が3―0とリードした5回の攻撃だった。エース兼主将が突然顔をしかめ、打席を外す。両足をつるアクシデント。仲間に抱えられ退場すると、地元応援団も静まり返る。ベンチ裏では天野一道監督、次試合で待機していた芝浦工大高・八木久則助監督が必死のマッサージを施した。6分間の中断後、荒田は笑顔で打席へ戻った。

 「自分が行く。後ろに(投手が)いないので投げ切るつもりでした」。同校部員はわずか7人。都文京から「派遣協力」を得て計10人で大会に臨んだ。3回に1人交代したためベンチは空っぽ。「荒田がダメなら棄権だなと思いました。他の選手は試合で投げてないし、ストライクが入らない」。天野監督も腹をくくった。

 後半は耐えるエースを仲間が支えた。6回無死一、二塁、7回2死二、三塁、8回1死二塁と再三のピンチを野手は堅守でカバーした。「両足がつって球が行かなくなったけど、外野も内野も全部捕ってくれた」。9回、151球で5安打の完封劇。荒田は今季練習試合3戦だけで堅実なプレーに徹したバックに感謝しきりだった。

 10日夕方に都内入りした選手は、この日深夜のフェリー便で大島へ戻った。3回戦は15日に立正大立正とぶつかる。「大島で2日間休めます」と荒田。昨夏の1回戦・大森戦でも同じアクシデントに見舞われながら、4回戦まで進出した経験がある。苦楽をともにしてきた仲間と一日でも長く戦うため、再びマウンドに向かう。 (伊藤 幸男)

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