根尾 キャンプ中の1軍昇格見送りへ、体調「100%近く」でも

[ 2019年2月20日 05:30 ]

中日2軍キャンプのフリー打撃で快音を響かせる根尾(撮影・椎名 航)
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 2軍調整を続けている中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)に19日、ZETT社から新相棒が届いた。

 待望の1軍昇格へ向けて、心強い味方になりそうだ。昨年末に要望していた西武・源田モデルのグラブと、従来より5ミリ長い85センチのバットが同社から手渡された。グラブはOBの井端弘和氏(野球評論家)から対談の際にプレゼントされた井端モデルを使用しており、好感触を得ている。そのため、今後は併用しながら相性を見極めていくことになる。新バットでの打撃練習は21日からの第4クールからになるが、同社の伊藤嘉浩氏に「気に入りました。感触がいい」と伝えたという。

 根尾はこの日、読谷でこれまでと同様に別メニュー調整を行った。ただ、練習の強度は徐々に高まっており、2軍本隊への合流も遠くはない模様。「まだベースランニングはできていないですが、(体調は)100%近くまできている」と万全の態勢まであと少しの段階に来ていることに自信をのぞかせた。

 与田監督は「2軍本隊の練習ができていないので、何も判断できない」と慎重な姿勢を崩さなかった。続けて読谷組(2軍)のままキャンプを終える可能性を問われると「もちろん(ある)」とし、沖縄キャンプ中の1軍昇格は見送られる可能性が高まった。(田中 貴久)

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