阪神 藤浪、自身最多291球 復活へ熱投&激投「反復練習ですよ」

[ 2019年2月20日 05:30 ]

阪神宜野座キャンプ ブルペンで鬼の形相で投げ込む藤浪(撮影・大森 寛明)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が沖縄・宜野座キャンプ第5クール初日の19日、キャンプではプロ入り後、最多となる291球の熱投を見せた。午前中に120球を投げると、午後も約1時間30分かけ投球フォームなどの課題点を確認しながら171球。完全復活にかける思いが球数にも表れた。

 皮肉にも雨予報がぴたりと当たり、韓国・KIAとの練習試合は1回裏を終了した時点(スコアは0―0)で降雨ノーゲームとなった。投打で誰かが主役に躍り出る予定だったが、まさかの舞台消滅。そんな中で「絵になる男」はブルペンにいた。

 藤浪は午前中のブルペンで、本格投球としては春季キャンプ自己最多となる120球。その後はドーム内でバドミントンのラケットを使って福原投手コーチらが下から投げたシャトルを振り下ろして打つことを繰り返した。ただ、それも序章。午後1時45分、練習試合で登板予定だった投手陣がブルペンでの調整投球を終えるころに再び姿を現した。

 最初は短い距離での軽い投球だったが、徐々に距離を広げると再度、スイッチが入った。時折、福原、金村の両投手コーチから助言を受け、自らも何度もポイントなどを確認。気がつけば約1時間30分、ブルペンを占拠し“おかわり”には多すぎる171球となっていた。

 「(意識したのは投球時の)感触ですね。タイミングだったりとか…。反復練習ですよ。特に変わったことではない」

 今キャンプで自身初実戦となった11日の紅白戦では2回1失点も2死球。17日の練習試合・日本ハム戦では先発で3回を投げ7安打2失点だった。ともに収穫を得た一方で課題が残ったのも確か。シャトル打ちに関して金村コーチは「右肘の使い方」と練習の意図を説明。おかわりの投球が増えたことについて福原コーチは「上体、(特に)腕だけでなく下半身をより使って投げられるようにして、少しでもいい球が続くように」と解説した。

 若きエースとして期待された藤浪も、近年の不振続きで身分を保障されてはいない。残り3枠とされる開幕ローテーションをつかみ取るには、結果と内容をともに示してライバルに競り勝つ以外に道はない。球数がすべてではないが、藤浪の心意気が表れた291球だった。(吉村 貢司)

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