張本氏 巨人・小林は2割5分あれば、あっぱれ 「抑え捕手」として出場も

[ 2019年2月20日 08:29 ]

巨人・春季キャンプ ( 2019年2月19日 )

巨人沖縄キャンプで小林(右端)に声をかける張本氏=左(撮影・森沢 裕)
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 【張本勲 CHECK!】巨人・小林は私と同じ広島県出身。叱咤(しった)激励させてもらったよ。「炭谷に負けたら、くらしあげる(広島の方言で殴る、などの意味)ぞ!」と伝えたら「分かりました!」と言っていたね。彼の課題はとにかく打撃。昨季は打率・219だったが、今季は最低でも・240は欲しい。打率・250なら「あっぱれ」をあげたい。

 リードも悪くないし、肩の強さは球界No・1クラスだろう。その守備力を武器に仮に炭谷がスタメンマスクをかぶった試合でも、小林が終盤に「抑え捕手」として出場するケースも考えられる。投手の継投と同じで、2、3点リードしていたらチェンジ。この形で出場試合数が増えるかもしれない。

 キャンプには活気があった。原監督ともしばらく話をしたが「手応えはあります」と力強かったね。自信満々な雰囲気が伝わってきた。丸が加わった打線は強力。私は4番の後を打つであろうゲレーロが鍵を握ると考えるが、彼の成績次第では死角なし。西武打線にも匹敵する破壊力を秘めていると思う。(スポニチ本紙評論家)

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2019年2月20日のニュース